NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

日本列島改造論

2015年06月11日 | 日記
1972年の今日、6月11日は、田中角栄の「日本列島改造論」が出版された日です。

日本列島改造論は、田中角栄が自民党都市政策調査会会長として作成した「都市政策大綱」がベースになっていますが、この大綱は1年2ケ月の間に実に70回の会議における議論で積み上げられたものだそうです。

彼は、都市政策の眼目について、「明治維新から百年余りの間、我が国は工業化と都市化の高まりに比例して力強く発展した。が、明治百年を一つの節目として、都市集中のメリットは、今明らかにデメリットへ変わった。今後為すべき事は、都市集中の奔流を大胆に転換し、民族の活力と日本経済の逞しい余力を日本列島の全域に向けて展開することである」と述べています。

日本列島改造論には功罪ありましたが、その議論も中身も重厚であったことは事実です。

それに比べると、昨今の地方創生とかは、あまりに軽い、軽い、軽い、気がしますね。
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