令和元年最初の平成中村座の公演は
九州に上陸しました。
実は、三年位前に
「歌舞伎を勝山公園でするって?」
「そんな場所あります?」
半信半疑のお話でした。
素晴らしい場所がありました。
小倉城勝山公園に特設劇場を設営し、
836席もの劇場ができあがりました。
11月公演と聞いてもチケットの購入は無理だろう
そう思って半ばあきらめかけていた時
お友達からお声をかけていただき
夢のような歌舞伎鑑賞をしました。
亡くなった友以来です。
劇場入口です。
仮設劇場のため靴を脱いで場内に入ります。
席は
席について芝居が始まると写真撮影ができなくなります。
皆さん携帯で撮りまくってます。
天井
舞台
2階 右
2階 左
観劇席 松席
竹席
会場内には 筋書き売り場
ひざ掛け売り場 もあります。
11時開演前に携帯をオフにするよう注意がありいよいよです。
一 神霊矢口渡
花道横を中村橋之助の新田義峯と傾城うてなが通ります。
二人の美しさに見とれました。
悪党の頓兵衛が蜘手蛸足の踊りについ真似てしまいます。
七之助は玉三郎の様な女形になるのでしょうね。
二 お祭り
勘九郎の登場で客席から「待ってました!」の声がかかると
勘九郎から「お待たせ!」
鳶頭が若い衆と色気を持って踊り、お祭り気分を盛り上げます。
途中舞台の背景がパッと開き、小倉城・市庁舎が目の前に
ワッと拍手と歓声でした。
凝った演出ですね。
夜の部では「小笠原お家騒動」でこの小倉城が効果的に使われるそう。
夜の部も見たくなりました。
三 恋美脚大和往来封印切り
傾城梅川と忠兵衛の恋、見受けする金に困った
忠兵衛は公金に手をつけ、金の封印を切ってしまう。
中村獅童が前半は愛嬌のある2枚目を
後半はライバルの挑発に乗り、金の封印を切るやり取り
最後は真相を知った梅川と死への旅立ち。
見せましたね男の意地を。
一幕が終わってトイレに行き、帰って観劇弁当
30分の幕間で忙しかった事。
終わってからまた携帯を取り出し花道の写真を撮りました。
獅童様の玉の汗と足裏まで見えました。