川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

宗教法人に「公益性」は要求されない

2024年03月18日 | 法律・海外法務
文科省は、家庭連合に対して、「公益法人に求められる公益性に反する、解散だ!」と息巻いていらっしゃる。

しかし。

そもそも、宗教法人には公益性は要求されない。

それは宗教法人法6条の定め方(公益事業はあくまで任意的)からも明らか。

ググっても出てくる論文に、きちんと書かれています。


1 247頁 

 「宗教法人法において、宗教団体の公益性と関連するものは見られない」
  同 「(宗教)法人法は宗教法人それ自体の『公益性』を必ずしも前提としたものではなかった」

2 249頁 

「公益性の有無を宗教団体に求めることは無理であり、宗教法人の活動が当然に公益性を有するとの前提に立ったものではない」

3 253頁

 「世俗における公益が宗教の目的でも、宗教の本来的活動でもない。」

 同 「世俗社会の公益の基準を宗教に適用し強制することは、宗教の働きを殺してしまう危険がある」

____________

宗教の本質は世俗からの乖離ですから、世俗的な価値基準の公益性を宗教に求めることは自家撞着/自己矛盾なんですね。

以上取り急ぎ。またいい文献おってアップするかもです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まことの人は隠者の覚悟を持て

2024年03月18日 | 人物
「まことの人は、彼の義務が要請する時と場合においてのみ、世界の舞台に現われねばならぬが、その他では一個の隠者として、彼の家族のなかに僅かな友人とともに、また、彼の書籍の間に、精神の風土に生活しなければならない」

ゲーテの畏友、M・フォン・クリンゲル

ーーーーーー

伊藤肇『人間学』にあるらしい。ネットでは何人かが引用している。いい言葉。俺が俺が、とメディアに出ようとするのは品がない。

伊藤のこの本は、書庫から探し出して見てみよう。安岡正篤を読む方は、伊藤肇も読むことをお勧めします。伊藤の方がわかりやすく書いています。







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バートランド・ラッセルは2度も入獄した

2024年03月18日 | 人物
大学受験の英語教材でよく使われるバートランド・ラッセル。イギリスの、哲学者、数学者、平和運動家。こういう偉人は肩書きが一つではない。ウィキでは、論理学者、社会批評家、政治活動家、とある。

1950年にノーベル文学賞を受賞した。

しかし、その前後に、2度、投獄されている。

一回目は、1918年、46歳の時。第一次世界大戦に、アメリカ参戦させることに反対して。

二回目は、なんと、1961年、89歳! 核武装に反対して。

戦争賛美、武装重視の時代にあっては、むしろ、逮捕されて入獄することが、勲章。

世間に媚びなかったバートランド・ラッセル。

そのIntegrity(勇気と信念)を私は強く讃える。

私が敬愛する松永安左エ門は、人間は「投獄、闘病、浪人」の3つを経なければ一人前ではないと豪語した。

一理あり。多少の患難にへこたれてはいけない。

 ※ おすすめブログ(ググったら出てきた、長いけどいい) 
人間学 《 浪人と投獄と闘病と――伊藤肇 》 - 電脳筆写『 心超臨界 』

人間学 《 浪人と投獄と闘病と――伊藤肇 》 - 電脳筆写『 心超臨界 』

電脳筆写『心超臨界』へようこそ!日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりま...

goo blog

 


ーーーーーー

そのラッセルは無神論者として知られる。

その思想を研究しようと思って古本を購入。

感想はまた追って。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自社株買いの株主還元

2024年03月18日 | 資産運用
(日)の日経ヴェリタスでは、藤田勉さんが、米国の自社株買い傾向の分析。株主還元としていいから、日本企業もたくさん導入すれば、って論調。

例えば、Appleは、ティム・クックがCEOになってから、自社株買いの累計は、、、

 95兆円!

だそうです。

自社株買いの目的は、株価上昇とかが狙い。以下のサイトにある。

株価上がっても、私みたいに株式を長期保有して処分しない人には、「株主還元」って言われても、ピンとこないけど、、

以下のサイトは、このタイミングでの、丁寧な説明。

私が自社株買い(と株主還元との関係)に興味をもったタイミングでの、タイムリーな記事。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする