無宗教で知られるバートランド・ラッセルが、『宗教は必要か(Why I am not a Christian)』で、「キリストの道徳的な欠点」を挙げている(同書28〜30頁)。
福音書の、以下の4つのエピソード。
1 ルカ10:15〜19
へび さそり 地獄に堕ちろ 的なこと
2 マタイ8:28〜34
ガダラの豚のエピソード。
悪魔が豚に入って湖に走り落とした
3 マタイ21:18〜22
イチジクの木を呪って枯死させる...
4 マタイ25:31〜41
山羊に対し、火に落ちよ
山羊に対し、火に落ちよ
このように、要するに、「オレのこと信じなきゃ地獄行きだよ」ってことを、イエスは福音書でしばしば語っている。
この、「⚪︎⚪︎しないと地獄行き」ってのは、今の日本で攻撃されているいわゆる「霊感商法」的。
キリスト教も、聖書も、霊感商法なんですね。最初は「カルト」的だったんです。
実際、昨年も、日本宗教連盟の方が、「すべての宗教は霊感商法」って言ってましたし、、
※ 正確には、「宗教はある意味、すべて霊感」でした
ーーーーーー
有名な、神殿で商売している人にブチ切れてちゃぶ台ひっくり返した的なエピソード(ヨハネ2:15、以下)は、ラッセルは不道徳の例としては挙げていない。
イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し