紀藤正樹弁護士は、「家庭連合はマインド・コントロール一本」と著書で書いて、特定宗教に対し、悪辣な印象操作をしている。
こちら
しかし。
マインド・コントロールは、アメリカではもっと前から、欧州でも遅くとも14年前から、きっちり否定されている。
2010年6月10日、ロシアのエホバの証人に関する裁判(Jehovah's Witnesses of Moscow and Others v. Russia)で、欧州人権裁判所(The European Court of Human Rights )は、以下のように述べて、マインド・コントロール理論を否定した。
◆ 何がマインドコントロールにあたるのか、一般に認められた科学的な定義はない。
There is no generally accepted and scientific definition of what constitues mind control
◆ このような(マインド・コントロールの)手法によって良心の自由が侵害されたと主張する個人の名前を、裁判所は一人も挙げなかった。
…the courts did not cite the name of a single individual whose right to freedom of conscience had allegedly been violated by means of those techniques.
◆ そのような(マインド・コントロールの)方法で強制的に宗教に加入させられたという人物に対し、検察側の専門家が事情聴取を行ったことも認識できていない。
Nor is it apparent that the prosecution experts had interviewed anyone who had been coerced in that way into joining the community
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要するに、紀藤先生は、アメリカや欧州で否定されているのに、日本人が英語を読めないのを奇貨として、周回遅れで、「マインド・コントロール一本」と騒いでいる。
日本人を馬鹿にし過ぎではないか。