横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

「有機野菜」に健康効果無し、有り論争

2009-08-03 21:47:45 | Weblog
「有機」に健康効果なし=一般食品と栄養変わらず-英調査(時事通信) - goo ニュース

オーガニックを否定した英政府論文に自然派が猛反発――ニュースな英語 2009年8月3日(月)10:00

 7月30日(木)に、“「有機野菜」に健康効果なし”というイギリスの調査結果のニュースが報道され、本日はそれに反論するニュースが入りました。
 7月30日のニュースを見た時、有機と非有機とでは、栄養価に大差無しということから、そのことイコール“健康効果なし”という判定とは何のことなのかと、どこの研究者が何の目的でこのような研究を行ったのか、その意味が私には良く判りませんでした。
 確かに、有機野菜と非有機野菜とでは、栄養素的には顕著と言いうるほどの差異は無いことと推察されます。しかし、だからといって、そのこと イコール 健康効果無し という判断は、余りに短絡的だと感ぜられたのです。

 研究などというものは、標準の対照として、実際には有り得ないような極めて極端な条件を設定して、そのような大差ある条件の下で無いと、ハッキリ差のあるデータの取れない場合が多いのです。
 有機野菜と非有機野菜との差異は、上記しましたような差異に比べれば遥かに小さなものですが、その小さな差異が健康に影響を及ぼす可能性は大いにありうるのです(極めて化学物質に過敏な人などでは、その差異が確認できるような場合もあるようです)。
 ただし、その差異は、相当数の被験者を数年~数十年という長期間観察し続ける中でやっと確認できることであります。
 もちろん、これと類似の研究は、例えば、食品添加物や残留農薬などの慢性毒性、あるいは、急性毒性などについて行われてはおります。しかし、複数の化学物質が共存するような場合についてまでは行われてはおりません。
 
 私としては、例えば、慢性病の根本原因であると結論しております酸性腐敗便(酸性腐敗便に関しましては、詳しくは私著書『医療革命』をご参照下さい)の研究成果の観点から見て、有機野菜の方が非有機より健康の維持の点で優位にあると判断しております。