横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

最早もっと治せる医療に変えられる⑤

2007-10-28 08:59:50 | Weblog
 一方、心臓発作及び脳卒中発作の際にも尿毒症の諸症状が明らかに認められます。
 しかも、重篤なこれらの発作症状は青天霹靂の如く突発的に生ずるのです。
 したがって、このような際の尿毒症は急性尿毒症症候群と呼ばれるものであるのです。

 そこで、急性の尿毒症はいったい何が原因で、どのようなメカニズムで起こるのかが、この問題解明の鍵であるのです。
 すなわち、このような際に突如として血液中に急激に増加する尿毒物質は、体の中のどこの組織でどのようにして産生されるのかということです。
 このことは、これら発作の原因解明にもつながる事柄でありますので、非常に興味深い問題です。

 ところが、現在に至るまで体内のどこを捜しても、一編に多量の尿毒物質を産生するような組織は見つかっておりません。
 そこで、捜索の範囲を体内だけでなく体の外側まで広げますと、このようなことが起こる可能性のある部位がただ一箇所のみあることに私どもは気付きました。
 それは、腸内という部位です(腸内は厳密な意味では体内では無く、体の外側であるのです。すなわち、腸管内は、口から肛門まで続く管の一部であって、体外に当たるのです)。
 この腸内に“尿毒”と呼びうる物質が多量に産生され、それが吸収された場合には、血液中の尿毒物質の濃度は突如として極めて高くなりえて、急性尿毒症症候群と呼びうる症状が生じうるのです。