横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

人が動物の一種であるのを忘れたことから起こる悲劇③

2009-04-22 10:47:22 | Weblog
 高校生という、青春のど真ん中の時代にあってすらも、余り動かないで過ごすことの影響は、そのご当人の健康面に先々相当大きなダメージをもたらす元凶となるに違いないと私は判断致します。
 このような若い時代から、各種慢性病予備軍の兆候が危惧されるようでは、病気罹患率の増加、寿命の短縮などのことにもやがては結び付いてくると考えられ、憂うるべきことだと考えます(そのご当人は、まったくそのようなことには思いも及ばずにいることが、事態をさらに深刻なものとしていると私は感じます)。

 私は、自分自身の経験に照らしてみましても、健康と頭脳の働きは密接な相関を持っていると感じます。
 十分な健康が維持されていてこそ、学習能力も高まり、不健康であると覿面(てきめん)にその能力が低下するのです。
 この健康と不健康とは、頭脳の働きに桁違いの差異を生じさせることであると考えております。

 おおよその判断ではありますが、頭の良い者は、体の能力も高い傾向が明らかに認められると私は感じております(頭の良いこと、頭の回転が素早いことを、“血の巡りがよい”というような表現がなされます。血液は健康であると非常に鮮やかな赤い色をしています[血液中の酸素濃度が高いことを示している]が、不健康になるとどす黒い赤色となります。このことからも、健康と頭脳の良さとの間の相関性を窺い知ることができます)。
 成績優秀者には文武両道兼ね備えている者が多いと私は感じています(その両方を兼ね備えている者は、頭脳優秀かあるいはそうでない者との両極端で、中途半端な者はいないようです[また、例え頭脳が優秀で無い者でも、勉強以外の社会的な対応能力の高い者が多いように私は感じています])。
 テレビ、パソコン、ゲームなど、動かずに楽しめる文明の利器が出現した今日、このようなものに関心と興味を持つのも理解はできます。しかし、だからこそ余計に運動などに興味を抱かせる工夫を凝らして、肉体面の鍛錬に力を入れるべきであろうと私は考えております。
 もちろん、健康面での基盤作りの年代に於いては、より強くこのような配慮がなされるべきだと私は思っております。