横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その15)

2011-04-23 16:24:50 | Weblog
 以下に述べます記述は、もう何回か後に記す予定だったのです。しかし、下記のニュースが入りましたので、予定を変更して急遽記すことと致しました。

元キャンディーズ・田中好子さん、急死(サンケイスポーツ) - goo ニュース
ランちゃん憔悴…絶句 田中好子さん死去(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 私は、“日本再生論”のタイトルで、日本人の健康をもっと増進させ、慢性病の蔓延し、また、その症状の増悪化している状況に歯止めを掛けて、なおかつ、破綻しかけている健康保険制度を維持・継続させるべく、巨額に膨れ上がった医療費を削減することさえも可能だということを連続して記してきておりますが、それにしても、“スーチャン(田中好子さん)”の急死の報せは、極めて驚きを感ぜられるものでありました。キャンディーズの三人娘の中でも一番健康そうに見えていた病気とは一番無縁であるかのように思えた方でしたので、そのような方が突然と感ぜられる形で亡くなられたということは、人々に与える影響に極めて多大なものがあると感ぜられます。

 “スーチャン”の場合には、約20年前からの乳ガンが原発のもので、何度も軽度の中に処置してからの再発を繰り返し、他臓器への転移により悪化の経過をたどった後に、終には死亡されたのだとニュースで知りました。
 かつて、乳ガンや腸ガンは肉食人種である欧米人に多発するガンで、日本人には少ない種類のガンであると考えられておりました。それが、近年は急激にガンの発生傾向が欧米人と近似のものへと変わる変化の起こってきていることが知られております。
 数多くの医学研究者のガンに関する研究で、ガンとガン以外の慢性病諸病の発症原因として食生活との関わりが密接であることが知られております(ただ、食生活との関係は、一部のガンではほとんど認められないと判断されているものもあります)。
 すなわち、ガンとガン以外の慢性病諸病の発症原因とでは、重なる部分が非常に大きいと判断されているのです。
 このような結論が得られていることの情報からだけでも、近年の欧米化した食生活に対する反省が大いになされなければならないと思うのです。しかし、人々の多くは目前の食べ物の味覚の誘惑に打ち勝てないようです(したがって、このような警告に気付いた者たちだけでも、個々人レベルで注意する行動のとられる必要があるのです)。

 アメリカ合衆国では、1977年に栄養問題特別委員会の出した結論以降、食生活の改革が行われてきています。そしてその成果は、1990年を過ぎた頃から統計成績の上でもガンによる死亡率の低下が現れてきました。そして、最近は明らかに減少しつつあることが確認できるほどとなってきています。
 アメリカという国は色々と問題ある国だという風に感ぜられますが、このような良い面については我が国も積極的に学ぶ必要があるのです。だがしかし、そもそも栄養問題特別委員会の結論に大きな影響を与えたのは、日本人の伝統的食生活であるのです。
 近代科学は欧米の方が進んでおりましたので、“欧米に追い付け、追い越せ”ということで明治以降の我が国はやってきて、極めて大きな成果の上がった部分も多々あります。しかし今日、自らを余りに卑下するのはもういい加減で止めにして、最先端の科学的視点から見て、自らの文化の中に非常に価値の高いものもあることを再認識する必要があるのです。

 ガンことに内臓諸臓器のガンの発生には、酸性腐敗便が主要な原因として関係していると私どもは結論しております。このことの詳細な根拠に付きましては、かなり長文となりますので、ここでは割愛させて頂きます。
 その代わりに、故・マックス・ゲルソン博士が提唱されて、ガン治療にかなりの成果を上げているゲルソン療法の例を上げる事ができます。
 ゲルソン療法の主要な治療方法は、徹底した糞便の排泄と食事療法です。私どもは、酸性腐敗便学説は、このゲルソン療法の根幹部分に対して、その治癒成果をもたらす科学的根拠を提供するものであると確信しております。
 すなわち、酸性腐敗便学説の啓蒙は、心臓発作あるいは脳卒中発作ばかりで無く、ガンの罹患率、死亡率についても、大幅な削減を可能とし、医療費の削減の成果をもたらすはずであると私どもは結論しているのです。

 最後になりましたが、田中好子(小達好子)さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。