横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

神様は本当に残酷か!?

2009-07-30 20:38:44 | Weblog
「神様は残酷だ」ブログに8千件、川村カオリさん悼む声(朝日新聞) - goo ニュース

 本日上記しましたようなニュースが入りました。
 多くの人から愛されていた人がとくに若くして亡くなられたような場合、その死を強く惜しむ心情からではあるのでしょうが、「神様は残酷だ」という言葉を良く耳にします。
 ただ、日本人の中で厚い宗教心を持つ人は極めて少数であります。また、「神様は残酷だ」などと言ってもいても、多くのケースでは何の解決にもならないのです。そして、病気は結果を示すものであって原因では無いのです。
 とくにガンという病気は、長い歳月にわたる原因が負荷されて後に、初めて発症するに至るものであると判断されております。したがって、発ガンに至る原因の詳細に解明されていないことが非常に大きな問題であるのです。

 ただ、既存の情報でもある程度のことは判っているのです。
 例えば、この度お亡くなりになられた川村カオリさんの場合には、乳ガンが原発(最初にできた)ガンでありました。
 このガンは、欧米の食文化が侵入する以前の時代の日本人女性にはほとんど無かった種類のガンであるのです。
 また、世界各国の統計成績の比較からは、ガンの発生率が国の違いによって著差のあることが判っております。

 低開発国と呼ばれる国々ではガンの発症率は極めて低く、0(ゼロ)に近い所もあります。
 この発症率の低さは、その国の医学が進んでいないから、例えガンであっても発見できずにいるということも当然考えられます(また、経済的に貧しい国では、医師に受診することすらできぬことも関係するでしょう)。さらに、そのような国々は平均寿命もかなり短く、したがって、ガンの発症率が高くなる前の年齢で亡くなられてしまうということも考慮する必要があります。
 ただ、先進諸国と呼ばれる国々よりもガンの発症率に極めて顕著な差異があるということの原因究明は、発ガンの根本原因の解明にも通ずる研究でありますので、是非究明されるべきテーマであるのです(既にそのことの研究はなされているものと判断されます)。