横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

“そりゃあんまりだ!介護する男達の告発”を見て②

2009-07-26 10:46:34 | Weblog
 ただ、我が国の各世代間の事を考えた時、若い世代の者たちの働く環境や給与なども、かつての時代のそれとは大きく変わり、極めて厳しいものとなってきております。
 そして、財源は有限で、国債ばかりを多額刷り増しする自転車操業は限度にきています。
 輸出立国で外貨を稼ぎまくっていた時代とは様変わりしてきておりますので、これからの日本の生きて行く方針をかなり変える必要があるのではと私には感じられます。これは政治が深く関わる問題ですから、今度の総選挙では候補者・政党を真剣に選ばなくてはと私は考えております。

 人間はやがて老いて、誰もが介護を必要とする宿命を負っています。ただ、なるべく介護を受ける期間を短くするなどは、既に得られている情報を活用することと努力次第で、相当程度可能だと私は考えています。
 NHKの番組では、政府の社会保障関係の予算など、経済的な問題が主に述べられておりました。もちろんそのような問題も大事ですが、健康の維持を図り、老化を先延ばしにするにはどうすべきかなどについて正しい情報の啓蒙がなされ、個々の人々がそれに沿った努力をする必要性を強く感じました。高齢化社会の本番を迎えつつある今、介護される側の人の数を積極的に減らせる方策が出現せぬことには、やがては社会保障全体が頓挫してしまうことを私は危惧するのです。

 介護を必要とする原因疾患としては、認知症と脳血管疾患(脳溢血や脳梗塞)の例が番組では採り上げられていました。
 認知症については、私も自信を持って述べることができないのです(それでも、一応多少アイデアは持っておりますので、これについては後々述べたいと思っています)。しかし、脳血管疾患については、現代医学では原因未解明だといまだしている状態にありますが、私は、私どもの研究によりその根本原因を解明した成果を得ております。

 番組で採り上げていた脳血管疾患の2つのケースは、お一方は60台の方でした。だが、もうお一人は現在40台半ばで、発症されたのは十数年前で、奥さまが脳梗塞を患われて介護が必要となり、ご主人は大学院を出られて、やがては教授を目指そうかと言う夢を断念されて、奥さまの介護が可能な道を選択されたと述べられておりました。
 脳卒中による死亡率は近年かなり減ってきております。したがって、この病気に対する侮りが人々にはあるようです。
 しかし、脳卒中の発症数は決して減っているわけでは無く、寝たきりになるなど、介護を必要とする原因として、骨折と共に抜群の二大因子となって、経済的・肉体的・精神的な不幸を数多くのご家庭にもたらしているのです。
 私は、このような脳血管疾患による不幸の発生は、その原因を解明した私どもの情報が啓蒙されれば、大幅に少なくすることができると結論しております。したがって、それが今なお実現できていないことを極めて残念に感じているのです。