横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

大豆は慢性病予防に役立つ食品である !

2007-11-29 23:30:44 | Weblog
大豆好き女性 脳梗塞・心筋梗塞減る 厚労省研究班調査(朝日新聞) - goo ニュース

 本日上記のようなニュースが入りました。
 大豆製品の慢性諸病に対する健康維持・病気予防・治癒効果については、これまでも色々な研究がなされ、様々な効果のあることの確認された成果が上げられております。
 “豆腐や納豆、みそなど大豆製品をよく食べる女性は、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞になりにくいことが、厚生労働省研究班の大規模追跡調査で分かった。”という報告は妥当なものであると私も賛同するものです。

 その根拠として、“大豆は、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを多く含む。ビタミンEなども豊富だ。分析した国立循環器病センター(大阪府吹田市)の小久保喜弘医長は「単体の成分ではなく、複数の成分が効いているとみられる。また、みそ汁には、野菜などいろんな具材を入れるなど、大豆製品を食べる時の食習慣が総合的に好影響を与えている」とみている”ということを上げています。

 私としては、これに加えて以下のような事項が関係すると結論しています。
日本人の食事に於ける大豆は、納豆、味噌という優れた発酵食品(栄養素の吸収効率が高く消化が良い)や豆腐などの加工食品も消化・吸収に優れており、脳梗塞や心筋梗塞の主要因である酸性腐敗便の産出頻度を低下させる効果を持つと判断します。
 また、ご承知の通り、大豆は畑の肉と呼ばれる食品であり、タンパク質に富んでいます。このものを食べることによって、動物性のタンパク質の摂取を控えることができる効果も、酸性腐敗便の産出の防止効果を生み、脳梗塞や心筋梗塞の発症を抑制すると判断します。

 また、大豆の胚芽脂質の主成分であるレシチンは、動脈硬化を治癒する作用を持つ最も優れた物質であることも上記成績の要因であると判断します。
 さらに、レシチンは、抗感染ビタミンとも呼ばれるビタミンAの吸収能力を高める作用を持ちます。梗塞発作の発症(とくに脳梗塞)には、カゼの罹患が関与すると私は結論しています(なお、このブログで再三申し述べておりますように、私の考えるカゼの原因体はウイルスでは無いと結論しております)。したがって、この意味でも上記成績はうなづくことのできるものであるのです。

 それぞれの事柄は、さらに言葉を加えて述べませんとご理解頂くには難しい箇所があるかも知れませんが、ご容赦下さい。

 追記 : 男性では大豆の効果が認められなかったという点に付きましては、男性の方がご馳走(酸性腐敗便の原料となる物質にご馳走は飛んでいる)を食べる頻度が高いこと。女性に比べ運動不足であり、消化不良を起こす頻度が高いことなどが、大豆の効果を打ち消してしまっているためと私は判断致します。