横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・⑧

2008-02-22 18:21:30 | Weblog
 日本の伝統的食生活は、最先端の科学を以ってしても極めて優れたものであることが、様々な研究から確認されてきているにもかかわらず、なぜか現在の日本人の大半は、欧米風の食事を頻度高く摂っています。
 伝統的な食生活にもどせば、慢性病の罹患者の数を大幅に減らすことが可能であると、各種の研究データから判断できますのに、このことを頭では理解できても、これを実行するに際して色々なネックが存在するようです。
 なお、日本人の伝統的食生活が崩れ、様変わりしたものとなったことの原因因子は様々なものが存在すると判断されます。このことに関して私は私見を持っておりますが、これを述べるにはかなりスペースが必要となりますので、ここでは割愛させて頂きます。

 “救急搬送の受け入れを複数の病院から断られ死亡”、“公立病院の経営危機”などの記事が最近非常に頻繁に見聞きされます。このことからは、日本の医療にきしみが生じ、そのシステムが崩壊に近づきつつあるのではと感ぜられます。
 アメリカの民主党は、この度、国民皆保険制度を公約として掲げ大統領予備選を争っております。
 アメリカの中間所得層の人々の中でも保険加入できないでいる人は、全額自費で医療を受けねばなりません。そこで例えば、単にレントゲンを撮って医師に診断してもらうということでさえも、3万円余りの医療費が掛かるとテレビで述べられていました。
 このままでは日本の医療も、これに似た状態となる可能性が出てきているのです。

 なお、この事態の変革は個人レベルではどうにもならないと考えておられる方がほとんどであるようです。
 ただ、言うまでも無いことですが、個が集まって衆となり、国家となるわけです。
 したがって、個の努力が結集すれば国家をも変化させることはできるのであって、個が努力せずして何を変えることができましょうか?
 問題は、個々人がどのような方向の努力をするかということです。
 現在は様々な情報が世の中に存在しますので、個々の努力の方向が同様に様々でありますと、プラスとマイナスとで相殺されるということが起こり、結果的に得られるものも大したものにはなりません。
 そのために、誰もが“なるほど!”と感ぜられる指針が強く求められているのです。
 確信の持てる指針にしたがって、ほぼ同一の方向の努力がなされれば、かなり大きな成果が得られるはずなのです。