横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

行き場なく…認知症の長期入院急増!

2009-10-01 21:39:02 | Weblog
「若年性認知症」相談窓口を開設=全国初の専用ダイヤル-厚労省(時事通信) - goo ニュース

 本日は、「若年性認知症」相談窓口を開設というニュースが入りましたが、先日下記のようなニュースを見かけました。


行き場なく…認知症の長期入院急増 実態把握、後手に(朝日新聞) - goo ニュース

 ご承知のとおり、“認知症”は近年大きな社会問題となりつつあります。
 高齢化社会の本番を迎えつつある中で、核家族化で家族の構成人数が極めて少数となった今日、障害ことに精神面でのそれを持つ者が家庭の中に生ずることから生まれる不幸は、体験されたことの無い方にはなかなかお判り頂けないかも知れないのですが、それはそれは大変なことです。

 高齢化と共に脳細胞の破壊・消滅が生じ、脳の機能低下が必然的に生じます。このような高齢化に伴う組織及び機能的な変化は、人間(生物)の宿命として、個人差の程度は大きいものの、最終的な死という現象と共に誰しも免れぬものであります。
 少し以前であれば、“痴呆”、“ボケ”などと呼ばれておりましたものと認知症は、同じ範疇のものと感ぜられますが、どこが異なるのかについて私は詳しい情報を持ってはおりません。Wikipediaを参照しますと、認知症は医学界の正式な名称では無いなどのことや、認知症に類する病気の分類などが記されておりますから、そのようなところをご参照頂ければと思います。
 
 ところで医学界では、ほとんどの病気の原因や、その発症のメカニズムが解明されていないということは再三申し述べてきている通りです。普通の病気ですらその有様ですから、脳・神経系の病気ではより以上に、原因の解明に難渋している状態にあると推測されます。
 さてその認知症でありますが、近年はかなり若い年齢で発症する“若年性認知症”なるものが増えていると聞いております。
 私なども、PCで“変換”のキーを押すだけで漢字に直すことができる手法での文章作成に慣れてしまいましたため、若い頃は結構漢字の読み書きを得意としていましたのが、今では簡単な漢字を書いたりしても、果たしてこんな形の字で良かったっけ?と迷うことさえあり、老化の兆候をしみじみと実感しております。
 認知症では、継続的な記憶に支障が生じたりするなどのことが起こり、順調な社会生活を送ることが困難となります。エーッ!と驚くほど若い年齢での認知症発症で、会社勤めなどを止めざるを得なくなったりしていたりするケースのドキュメント番組を最近拝見しましたが、一昔前のボケなどとは異なる発症原因とメカニズムの病気であると私は感じました。
 このような病気が、今後ますます数多くなることは、非常に大きな新たな社会問題となることを私は危惧するのです。
 
 従来の慢性病の諸病について、その発症年齢の低年齢化が進んでおりますが、認知症の発症が低年齢化してきたことには、この双方の病気の発症原因に共通したものが存在する可能性が大であると私は推測するのです。