横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

医学部定員5割増 ! ? ①

2008-08-28 11:06:33 | Weblog
医学部定員5割増、厚労省検討会が医師不足解消へ目標(読売新聞) - goo ニュース

 本日上記のようなニュースが入りました。

 近年、「医師の数が足りない、足りない」と言われる声が段々大きくなって、その結果このような改革が行われることとなったわけです。
 高齢化社会を迎えつつある今日、医師の数を増やすことも結構ですが、なぜこのようなことをせざるを得なくなってきたのかを考えました時、もう少し良―く考える必要があると私は思うのです。

 日本は、長寿世界一ということを長年誇りとしてきました。
 長寿される人が多いということは、健康な人が数多くおられるということを意味します。
 健康であれば医師のお世話にそうそうなる必要が無いという理屈になります。
 実際、長年、医師が足りないという言葉を耳にしたことはほとんどありませんでした。
 ところがその後日本人は、病院罹患率世界一位という、長寿世界一とはまったく相反する称号を授与されるに至っております。
 すなわち、医師が足りないと最近盛んに言われるようになりましたことは、病人の数が格段に増えてきたということを意味するわけです。そして、その増えた大半の病人の病気の種類は、いわゆる慢性病と呼ばれる種類の諸病です。

 慢性病の原因を研究した者たちの結論が、“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束しておりますことは、再三記してきている通りです。
 したがって、食生活を中心とした生活環境の変化が慢性病の激増の要因であるということが推測されるわけです。
 すなわち、数多くの日本人が病気になろうなろうとするような生活環境に、そのものが大きな変化を起こしてきているということです。

 “慢性病の原因は累積的な食生活の誤りにある”という結論まで得ながら、健康状態のそれぞれの段階に於いて、もっと具体的にどうすべきであるのかという情報を人々に提供できないでいる医学界、並びに、国民の健康面を指導する立場にある監督官庁の責任は極めて重大であると私は考えるのです。