横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その23)

2011-06-11 14:48:07 | Weblog
 現行の医療の方法・手段は、そのほとんどがいまだなお対症療法であって、根本原因に対して治療の手を打つもので無いのが実態です。
 したがって、治るか否かは自然治癒力と呼ばれる自らが持つ、元に立ち直ろうとする力次第というような状態にあると言って過言で無いのが実態であるのです。それもこれも、病気の根本原因と発症のメカニズムとが解明できていないゆえにまねかれた事態です。
 そこで、上記しましたように、病気の原因を解明した上での根本原因に対して直接的に手を下す各種の治療方法・手段もあるのですが、自然治癒力をもっと増強させるということも病気治療の有力な方法・手段になりうると私は判断するのです。ただし、自然治癒力を増強させるためには、少なくとも数週間乃至、多くの場合に数か月~半年、さらには一年というようなかなりの時間が掛かるのです。そのため、対症療法はその場しのぎのものであるにせよ、取り敢えずこのような治療が必要なケースは多々あると私も思っています。
 しかし、対症療法だけでは病気が治る方向へと積極的に努力することにならず、結果的に思わしく無い帰結を迎えることになるケースが非常に数多くあるのが実態でありますので、自然治癒力を増強することを並行的に行えば治癒率は現状のそれより遥かにアップすると私は確信しています。

 さて、自然治癒力とは果たしてその正体はどのようなものであるのか、私自身良く理解できているとは言い難いのですが、体力とほぼイコールのものであるのだろうと考えております。体力の基盤は、身体を形成する成人では60兆個とも言われる細胞のそれぞれの元気さの度合いによって大きく左右されると判断されます。
 そこで、細胞を賦活化する作用を持つ物質は、これを上手く利用すれば体力を増強させることが可能となるはずです(ただし、細胞を賦活化する作用を持つ物質は、かなり強力な化学作用を有すると判断されます。したがって、このような物質を活用する際には、多少の工夫が必要であると私は考えています。元気になる作用を持つ物質なら、量を多く摂れば摂るほどより大きな効果を期待できるだろうと考える方は多くおられるようです。確かに健康時であればそのような判断でもほぼ良いのですが、病時に於いては体の諸組織の機能が低下しておりますので、平時の判断の通用しないケースが多くあります。したがって、事を運ぶに当たってより慎重に行動することが求められるのです)。
 細胞を賦活化する作用を強力に持つ物質は、その作用が強力である場合には、細胞の若返り作用を持つ物質でもあるということを意味します。そして、このような作用を持つ物質は幾つか見つけられております。
 現在、このような作用を持つ物質の利用は、健康食品などとして一部では行われています。しかし、残念ながらそのような物質の多くが、製法に問題があるためか、治癒効果の低い製品が多いのです。また、自然治癒力を増強させることが病気治癒に効果ある方法・手段であるということが余り知られていないため、余り活用されているとは言い難い状態にあります。
 製薬メーカーは、儲けが大きい対症療法薬の新薬開発ばかりに力を注ぐのでは無く、細胞賦活する作用を持つ新たな物質の発見や、既存のこのような作用を持つ物質の薬品としての製造に力を入れて頂ければと私は考えております。