治せぬ医療が医療費の膨大化を生む！？⑦

　大半の病気(ことに慢性病の諸病)の原因がハッキリとは判らぬままに治療の行われているのが現実の実状ですから、当然スムースかつ効率的な治癒が容易に望めないわけです。実際このことは統計成績の上にも明確に現れております。
　このような状態の根本的な改革は、病気の原因解明が最も有効な手段であることは間違いないはずなのです。
　治癒成果の上がらない対症療法では無く、病気の原因に直接的に作用する各種の根本療法が可能となれば、治癒率は画期的に向上し、対価効率の良い医療が可能となりますから、医療費の大幅な削減も実現できると、一般の人々にとってはすべてにわたり良いことづくめのことだと私は思っています。
　なお、現在はまだ不可能あるいは未発見とされていることでも、すでに地球上のどこかでそれを可能乃至発見した答えが得られていることはありうる話です。
　私は、このブログでこのような類のことを述べてきているつもりであるのです。

　医学も科学の一分野です。したがって、論理的な整合性の有無が肝心であるのです。そこで、私ども(私及び私の父・横田良助[医師、医学博士])は残念ながら、現在はまだ、社会的に無名の存在でありますが、無名だからといってその者の研究成果に価値が無いとは限らないわけです。
　なお、慢性病の根本原因に関する問題は、医学界の極めて重大な事項です。したがって、単なる思い付きでその答えが得られるような類のことでは決して無いのです。
　私の父は、運良く日本の医学界のトップの諸先生方に直接ご指導頂くなどのこともあって、その後の研究成果である諸発見のきっかけを得る事ができました。ただし、如何に優秀な学者の方にご指導を受けたからと言って、医学的な大発見ができるとはもちろん限らないことです。
　喜劇王チャップリンが、彼の成功の原因について問われた記者からの質問に対して、“９９％の努力と１％のタレント(才能)のお陰である。ただし、その１％のタレントが重要なのだ”と答えられたという言葉を私は記憶しておりますが、正にその通りだと私も思います。
　私どもの場合には、私の父・横田良助の医学研究者としてのタレントということになります。ただしそれも、そのタレントを発揮できるすべての条件が、直接ご指導を享けた諸学者との運命的な出会いがあることによって揃って始めて画期的な大発見につながったのだと私は判断致しております。

　なお、チャップリンの作り上げた喜劇の諸作品は、感性の世界のものであります。一方、私どもの研究成果は、科学という、原因と結果との間の関係を論理的に解きほぐした学問の世界です。
　したがって、慢性諸病の根本原因解明というような大問題は、一応の常識的な判断ができる方であれば、お読み頂ければ十分ご理解頂けるはずであると思っているのです(ただし、私著『医療革命』の中の、カゼのアレルギーに関して記しました部分に付きましては、一部言葉足らずの箇所があり、判りづらいものとなってしまったと反省しております)。