横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

低脂肪食の卵巣ガン抑制効果の根源は?

2007-10-15 15:42:10 | Weblog
低脂肪食、卵巣がん抑制に有効か=発生率が40%低下-米調査 (時事通信) - goo ニュース

 本日上記のようなニュースがありました。
 “食事の脂肪比率を平均24%に削減。4~8年後の卵巣がん発生率は、従来通りの食事を続けたグループより40%も低下した”というのです。

 40%も低下というと、かなりの効果と判断されるものです。
 このことの原因としては、恐らく先ずは高脂血症や動脈硬化、あるいは、ホルモン的な影響が注目されるのであろうと私は推察致します。

 近年、卵巣ガンを始め、女性の生殖器のガンが増加しておりますことはご承知の通りです。
 このことの原因として私は、この部位の傷害の発生する頻度が高まっていることがあると結論しています。

 例えば、女性が初潮を迎える年齢が最近の3世紀の間に約5歳早まっているのです。
 300年ほど前は初潮を17歳で迎えていたのが、今では12歳ほどとなっています。
 そして結婚する年齢が近年は晩婚化しています。一方、昔は、20歳過ぎると行き遅れなどと言われたそうです。
 また、一人の女性の一生の間に子供を産む数が最近はかなり減っています。

 女性は月経を迎える毎に卵子が排卵されるわけですが、その度に卵管を破って卵子が出てくるわけで、晩婚化及び妊娠の回数を勘案しますと、卵巣部分での傷害の頻度は近年非常に増加していることが判ります。

 私は、傷害の繰り返しは発ガンの要因であるという結論に達しています(傷害はその修復を必要とし、その際多量の酸素を必要とします。したがって、傷害は主要な酸素欠乏因子であると私は結論しています)。このことに関しては更に詳しい説明が必要ですが、今回は割愛させて頂きます。

 ところで、生殖器という組織は体の中でも極めて盛んな活動を行っている部位でもあるのです。その部位に傷害が繰り返しされるということは、その部位が強く酸素欠乏状態となることを意味します(“一方、乳がんについて以前実施した同様の調査では、低脂肪食を続けても発生率は9%減にとどまった”という卵巣ガンと乳がんとの差異が生じましたことは、この酸素欠乏度の差異に起因すると判断すれば理解できます)。
 そしてこの酸素欠乏こそが発ガンの主因であるという結論に私は達しています(このことも説明を要しますが割愛させて頂きます)。

 “脂肪摂取を減らし、野菜や果物を増やした食事”とは、酸性腐敗便が産出されにくい食事でもあります。
 そして、酸性腐敗便産出・吸収は、体内に酸素欠乏を招くことの主要因であると私は結論しているのです。

 したがって、上記ニュースに述べられた成果は、脂肪摂取を減らしたことによる高脂血症や動脈硬化が防げることの影響のほか、酸性腐敗便の産出頻度を低下させえたこととの相乗効果が発現した成果であると私は判断しております。


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