横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その30)

2011-08-01 01:35:02 | Weblog
 病気治療に於いて何がより有効な武器となりうるのか、このものを探すことは極めて重要です。ただしこのことは、病気の正体が判らないことにはそれを見つけ出すのが極めて難しいのです(判ってしまえば“なんだそんなことか、そうだったのか”と当たり前に思えるようなことでも、判らない中はまったく頭にその答えが思い浮かばないのです)。
 例えば、原因を消失させる作用を持つもの、あるいは、体内から原因物質を速やかに排除する処置、また、原因物質の持つ作用を打ち消す乃至拮抗した作用を持つ物質などなどは、治療の武器として活用できるものだと考えられます。また、体内の病的状態となった組織を元通りの状態にするための処置(その組織の置かれた異常な状態を元に復元させることや、激しく傷害された組織の修復を促進する作用を持つ物質の摂取乃至投与など)。さらに、その原因物質が生じたことを再度発生させないようにするための処置の実施などなども、病気の原因(物質)の正体が判り、このものがどのようなものであるのか、また、その性状が明らかとなって初めて強い確信を持って見つけることのできるものであるのです。

 このように病気の原因を解明することは、病気治療の根本的方策を獲得する際の王道と呼びうるものであると私は強く確信します。実際、伝染病の諸病では、その原因解明により予防医学の実践が可能となり、また、根本原因が解明されて初めて可能となる根本療法により、その罹患率や死亡率を原因解明以前に比べ劇的に削減できたことはご承知のとおりです(ただし、伝染病の場合には、原因の正体が病原性を持った微生物と言う生き物でありました。そのため、相手も人間の考え出した方法・手段にやられっぱなしになってはおらず、その姿形を変化させる能力を持ち、よりしたたかな性質のものへと変化しえたため、このように変身を遂げた菌への対処に手を焼くようになっている現状にあります)。
 したがって、慢性病の諸病に於いても、その原因の解明が治療成果を大幅に上げる鍵を握る存在のものであると判断されます。

 私は、慢性病の最も主要な原因として酸性腐敗便の産出・吸収であるという研究成果を得て、このことはことに心臓発作あるいは脳卒中をモデルとして述べた方がご理解を頂き易いはずであると判断し、主にはこれら循環器系疾患と呼ばれる種類の激烈な発作と酸性腐敗便の産出・吸収との間の密接な関係について述べてきました。
 したがって、酸性腐敗便の産出・吸収を上手く防げさえすれば、心臓発作あるいは脳卒中の発症件数は相当大幅に削減することが可能となるという強い確信に私は達しております。

 なお、酸性腐敗便の産出・吸収によって引き起こされる害を防ぐと一言で申し述べましても、それは極めて広範な幾つもの方法・手段があり、その時々に応じて適切な処置を選択して実行する必要があります。
 先ず、腐敗便が原因の本体であるということから、その原料物質である食べ物の選択や摂り方をどうすれば良いのかということが非常に重要な問題です。
 理想的には、普段の食生活を中心とした生活環境全般に於いて、様々な方法・手段を駆使して酸性腐敗便の産出を防ぐことが可能だと考えています。
 それこそ、誰もがこのような酸性腐敗便産出の防御を目的とした生活をかなりの程度に守れるようになったならば、医師に受診する患者数は驚くほど削減されると私は思っています。
 このようなことが現実に実践されたならば、どれほどのパーセンテージの医療費を削減できるかは、正直私にも想像付きないことではあるのですが、恐らく医療費を半減させるぐらいのことも可能であろうと予測しているのです。