横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

プエルタ選手急死のニュース(動画画像を見て感じたこと)

2007-09-06 12:13:57 | Weblog
 亡くなられて10日近くも経つと、プエルタ選手のニュースも、もう過ぎ去ったこととして段々忘れ去られてしまうのでしょう。しかし、このことから何かを学ばないと、彼の死は価値あるものとして生かされず、同様のことがいつか再発してしまうこととなるのです。
 ところで私は、昨日初めて、動画画像でプエルタ選手が倒れた時の様子を見ました。

 敵の攻撃の防御のため敵の選手に付いて動きピッチ外へと走り出て、ボールがゴールラインを割ったので、ピッチ内に戻りかけようとしたところで、ゴールポスト横のゴールライン上で崩れ落ちるように倒れこむ様子が画像で確認できました。
 その後、プエルタ選手が倒れたままになっているのに気付いた味方の一人の選手が急いで駆け寄り、様子が変であることを知って「大変だ!」とでも叫んだのか、敵味方の選手が一斉に駆け寄って行く様子が映りました。
 その後、気道を確保するため、3人ほどの選手がプエルタ選手の口の中に指を突っ込み、失神したため喉の奥に落ち込んだ舌を指で支える処置を行っている様子が見られました。
 そして、この際は幸い程無く意識を取り戻し、プエルタ選手の立ち上がる姿が映し出されていました。

 私は、この動画画像を見て、“ひきつけ”という言葉が頭に浮かびました(ひきつけの際は、舌が落ち込んで気道を塞ぐようになる時と、あるいは、舌を歯で強く噛んで傷つけてしまう場合とがあります)。
 なお、“ひきつけ”は普通、小児に起こる痙攣(けいれん)性の病気として知られているものです。“ひきつけ”のことを“熱性けいれん”などと呼ぶ医師もおります。
 私は、この“ひきつけ”とは急性心衰弱発作のことであり、この“ひきつけ”の大人バージョンがいわゆる心臓発作あるいは脳卒中発作であるという結論に達しているのです。
 そして、“ひきつけ”と“心臓発作あるいは脳卒中発作”との根本原因は共通で、酸性腐敗便の産出・吸収であると私は結論しているのです。
 
 なお、“ひきつけ”で小児は滅多に死ぬことはありません。一方、心臓発作及び脳卒中発作では、日本だけでも毎年30万人ほどが亡くなられています。
 この両者の死亡者数にこれほど顕著な差異が生ずる原因は、子供と大人との血管の柔軟さの違いによるものであると私は結論しています。
 すなわち、腸壁からの酸性腐敗便の吸収で血液中に入り込んだ腐敗産物は、激烈な血管収縮・痙攣及び組織傷害作用を持っています。この強力な作用に子供の柔軟な血管は耐えうるのですが、大人の動脈硬化が進んでもろくなった血管は耐えることができずに破綻をきたし死の転帰をとることとなるのです。

 プエルタ選手は22歳の若さでありますから、普段は消化能力も旺盛で、腸内で酸性腐敗便が産出されるようなことはなかったでしょう。
それがこのような心臓発作を発症したということは、過密な試合のスケジュールで累積した肉体的疲労から、消化能力の顕著な低下が生じていたと推察されます。
 また、疲労が過度となるとカゼを罹患しやすくなるのです。そして、カゼを引くと顕著に消化能力が低下し、酸性腐敗便が極めて産出されやすくなるのです(子供の“ひきつけ”を“熱性けいれん”と呼ぶ医師がいることは上記しましたが、この“熱性”とはカゼの熱のことであると私は結論しています。ただし、プエルタ選手がカゼ気味であったか否かの情報を私は得ておりません。カゼ罹患の原因と発症のメカニズム、また、カゼ罹患の消化に与える影響などについての私の研究成果はここでは割愛させて頂きます)。