横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

アメリカ民主党の公約・国民皆保険制度③

2008-01-08 09:32:38 | Weblog
 上記しましたように、アメリカ合衆国ではとくに栄養問題特別委員会のレポート発表以降、食生活の改革に真剣に取り組み、その結果として統計成績の上で心臓病、ガンでの死亡率の顕著な低下が認められるようになりました。

 ただ、この栄養問題特別委員会のレポートを健康維持の指針として食生活環境の変革に努力したのは、主にはアメリカの上・中流知識人階級の人々であると判断されるのです。
 下流階級の人々は、経済的な制約や、知識不足(無知)から、上記特別委員会のレポートで示された指針通りの生活を送ることは困難であったと考えられます。
 したがって、病気の罹患率は下流階級では非常に高くなっているものと推測されます。

 国民皆保険制度というものは、アメリカ人が嫌悪する“共産主義”的な意味合いを色濃く持つ制度でもあります。このような制度の新たな構築を実現可能とするためには、そのランニングコストが低く抑えられなければならないと私は判断するのです。したがって、病気の罹患率をもっと下げることが、この制度の実現化に際しての必須条件になるであろうと私は考えています。
 すなわち、医療を最も必要としていて、その恩恵を最も享けるであろう下流階級の人々が、病気を減らす何の努力をすることも無く恩恵のみを享けるということでは、上・中流階級の人々の国民皆保険制度に対する賛同は得られにくいと私は判断するのです。

 制度実現化に際して、何が最も効果ある手段であるのかというと、大半の病気を原因未解明としている医学界の状態を根本的に改革することでありましょう。
 そこで、慢性諸病の原因を解明した研究成果であると自負する私どもの研究成果の採択を是非とも検討して頂きたいと私は願っているのです。