横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

少子化と並行して日本に襲来するもの②

2007-10-06 20:08:56 | Weblog
 それも、ことに若い年齢層の短命化です。
 ただし、今年も最近、例年通り世界の国々の寿命に関する統計成績の報道がありました。
 それによりますと、日本人の女性は世界一位、男性はアイルランドの次ぐ第二位と発表されており、去年よりどれほど寿命が延びたかなどが報道されています。
 そのような報道がある中で、「短命化が心配だ」と述べる私の言葉は、とても信じがたいものであることでしょう。
 そうであるからこそ、より事態は深刻だと私は感じているのです。

 このことは、私が独断で述べていることでは無く、幾つもの先例が存在するのです。
 日本人が関連した近年の例では、日本人の外国移民のケースがあります。
 移民一世は、嗜好という問題もあって、故郷日本の食生活を頑なに守り通し、痩せてはいても矍鑠(かくしゃく)として長生きされた方が多かったのです。これに対し、二世、三世となるにしたがい、現地の食生活に同化し、例えば、アメリカ合衆国への移民はアメリカ的な食生活をするようになり、体格は親たちより遥か立派にはなったものの、親たちより先に死亡するという、俗に“逆さ仏(さかさほとけ)”と呼ばれる現象が頻発し、現地日系人社会で大問題となりました。
 その後日本本土でも、戦後のアメリカ合衆国の占領に伴ってアメリカの食文化が浸透し、各地で逆さ仏の発生する事態が起こっています。
 このことが、いよいよ日本人の若い世代全体に発生する事態が起こってきていると私は判断しているのです。

 ただ、日本人の人口構成は、高齢者が多数おられ、その下に団塊の世代と呼ばれる大きな膨らみの部分があって、その下が尻すぼみの偏った形のものとなっています。
 この高齢者たちが日本古来の伝統的な食生活で長寿世界一を支えておりますため、若い世代の死亡率が少々増加しても、これまでは余り目立たなかったのです。