横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

なぜマクロビオティックは世界に広まったのか?⑧

2007-09-25 21:06:44 | Weblog
 私は、2004年7月に河口湖畔のマクロビオティックの宿泊施設“アルカンシェール”で開催された『桜沢先生を顕彰する会第二回総会』にゲスト講師として招かれ、私どもの研究成果をお話させて頂きました。
 この際の私の話の内容に対して、田中愛子先生は非常に喜んで下さいました。
 私が想像しますには、恐らく、私どもの研究成果はマクロビオティックの根幹部分に対し、科学的裏付けとなる根拠を提供するものだと感じて下さったからでは無かろうかと思っております。
 その後、田中愛子先生からは、桜沢先生の『無双原理・易』を岡田定三氏が判りやすく書き直された本をお送り頂きましたことをかつてブログに私は記しました。

 早速このご本を読ませて頂いたのですが、その中で特段私が興味を持ちましたのは、同著の18ページの次の箇所です。

 “桜沢先生は自律神経の働きをとりわけ重視し、その中枢である間脳の強化法として、食を正すことに加え、・・・中略・・・今でこそ、自律神経の働きが免疫力を高めることが明らかになりつつありますが、先生は50年近くも前に、「自律神経のバランスがとれていれば、病気は絶対にしない」と断言されています。

(註解:“自律神経”の意味は辞書に・・・意思とは無関係に、内臓、すなわち胃腸、血管、心臓、子宮、膀胱、内分泌腺、汗腺、唾液腺、膵臓などを支配し、その働きを調節する神経。交感神経(高等脊椎動物の神経系の一つ。脊柱の両側を走る一対の幹と、それから派出する神経線維及び節からなる。心臓、血管、虹彩、気管支、消化器、汗腺などに分布し、意思の支配を受けない。末端からアドレナリンを分泌して支配器官に作用する。心臓の働きを促進し、胃腸の働きを抑制するほか、皮膚血管収縮、瞳孔散大、冷汗などの働きがあり、副交感神経と拮抗的に作用し、両者で自律神経系を形成する)と副交感神経とがあり、その中枢は脊髄と脳幹にある。植物性神経。・・・と記されています)

 私は、桜沢先生は科学者というよりも、哲学者の範疇の方であると感じております。“哲学的科学”というものが存在しますが、ある事物をトコトン追求して、このような姿しか有り得ないということを究明する方法で、矛盾を生ずること無く万物を体系化された方であると判断致しました(さらに、哲学と科学と宗教は、究極的には一点に収束するものであると私も思っています)。
 そして、桜沢先生は人間の健康・生命、生と死ということを突き詰めて考えた末に、上記の判断に到達されたわけです。

 この桜沢先生の結論としての判断が、私どもの研究成果とくに酸性腐敗便学説と見事に重なっているのです。


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