横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

閑話休題 日本人の野菜消費量

2007-09-11 13:12:56 | Weblog
 昨日(9/10)の朝日新聞夕刊7面に野菜に関する以下のような記事がありました。


 日本人は野菜や果物をどれぐらい食べているのか。農水省の食料需給表によると、一人が一年で食べる野菜の量(イモ・豆類は覗く)は昭和末頃から徐々に減少傾向にある。86年度は年間約113㌔だったが昨年度は約95㌔と20㌔近く減った。ブロッコリーやトマトなど緑黄色野菜は伸びているが大根や白菜などが減っている。果物も40㌔前後で横ばいが続く。・・・中略・・・「かつて家庭で調理され、普通に煮物などで食べていた野菜の消費が減っている。食べ方が伝承されない傾向です。健康・野菜ブームと騒がれてもブームで終わっては意味がない」と嘆く。・・・以下略。


 野菜に期待される主なる栄養素は、普通、三大栄養素ではありません。すなわち、ビタミンやミネラルの補給源としてのものです。ことに緑黄色野菜はこのようなものの摂取を目的とするものです。
 そして、食物性繊維です。

 食物性繊維が多い野菜というと、根菜類が上げられます。とくに“ごぼう”などはその代表です。
 従来この物質は、糞便の排泄促進には役立つが、その他の点では何ら役に立たない食用成分であると見られてきました。
 ところが、食物性繊維には、摂取した脂肪や塩分の腸からの吸収を抑えたり、発ガン性物質の排泄を促進するなどの諸効用のあることが近年明らかとされてきています。
 したがって、このような効用を持つ食物性繊維は、言わば“無用の用”という役割を果たす物質だと私は考えています。
 そして、酸性腐敗便学説の観点から見た場合、食物性繊維は、酸性腐敗便産出の予防・治癒にとって極めて有用な食用成分であると判断できるものなのです。