横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

治せぬ医療が医療費の膨大化を生む!?③

2009-10-19 11:11:53 | Weblog
 例えば、慢性病の原因に関しては、世界中の医学研究者の結論は、“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束しております。
 この結論は、私どもの結論とも一致するものであり、真理を看破したものであって、この食生活改革が理想的な形で行われることは、慢性病の治癒成果を大幅にアップさせるものだと私は考えています。
 ところが、“慢性病の原因は累積的な食生活の誤りにある”という結論まで得ていながら、慢性病の罹患者は今なお増え続けております。

 ただし、既存の情報の範囲内の情報にしたがった食生活の改革が忠実に行われれば、かなり(恐らくは医療費を2~3割削減できるほど)の成果が得られるはずだと私は考えております。
 しかし、それがごく一部しか行われずにいるのが現実であるようです。
 この実践を妨げている因子の主要な一つに、人間が基本的に持つ欲望の一つである“食欲”があると私は判断しています。

 この食欲という欲望は極めて強力なもので、このものをコントロールすることがなかなか思い通りにはいかない場合の多いのが実状のようです。
 なお、もちろん食べる量の問題も関係することではあるのですが、食品の栄養の価値の評価が、上手く順調に消化できた場合を中心にもっぱら決められている(というよりは、上手く消化できなかった場合に生ずるマイナスに関しては、ほとんどまったくと言って良いほど考慮されていない)ため、適切なものとなっていないと私は判断しています。
 このような状態であることは、食生活と病気発症との因果関係を医学界が、詳細には明らかとすることができていないことから生ずると判断されるもので、人々が真摯に食生活改革の努力をする気が起こりにくいということや、その努力の方向性に確信が持てないということを引き起こさせていると私は考えております。