昨日、ある有料老人施設に行きました。
「帰る!」「こんな所いやだ!」「あんた、もっと早くたべなさいよ!」「泣き出す人」「怒って叫んでいる人」「壁に足蹴りして車いすごと後ろに倒れそうな人」カオス状態のフロア。
私はテーブルに毛せん敷いて、墨と硯と筆を出し、金銀散りばめススキや草花の透かし絵が入った和紙に字を書きました。
「オ!」皆沈黙して見てくれました。
みんなにも書くよう促すと、こんな高価な紙に書くの初めてと感動と緊張に包まれました。
みんな穏やかになりました。
みんなが自由に書いたからです。
お腹すいた。ご飯まだ?お寿司食べたい。
刺し身定食。鰻。すき焼き。湯豆腐。
孫の名前。子どもの名前。
ケアマネさんがここの展示は楽しい!
みんなの気持ちが分かるからと評判いいです。
落ち着いた雰囲気に戻って安心しました。
書の力ありがとう。