『花は美しい満開の時だけを見ればいいというものではあるまい。
月も澄みきった満月だけを見ればいいというものではあるまい。
家の中に閉じこもって
、春がどんな風に移り変わっていくのか知らないでいるのも、それぞれ趣の深いものだ。
もう間もなく咲きそう
な梢や花が散って寂し
くなっている庭なども
見るべきところが多い』
(徒然草)
「盛り」よりも、初めと終りだって予感と余韻があって面白いと述べています。
これを、人生に置き換えてみれば、「楽しい時」ばかりではない。
苦しい時や、悲しい時や別れもあるのが人生なんだ。
それを、たくさん体験したから趣のある人生を送ったと感じるものだ。
苦もありゃ、楽もあるから人生は面白いと言い切りましょう。
これからも、心が折れそうな時、支えになる言葉を見つけていけたらと思います。
ある歌の歌詞に
『笑うより
泣く方が多いほど、
喜びを伝えられる』
の詞に心打たれました。
気づきになれば。