生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

飛梅(とびうめ)伝説

2017-01-27 05:52:42 | 日々の暮らし
家の近くの紅梅、白梅の二本の梅の木が咲いています。

梅を見るたびに思い出す句があります。

「東風(こち)吹かば

においおこせよ

梅の花

主(あるじ)なしとて

春な忘れそ(春を忘れるな)」

(菅原道真)

東風とは、東方から吹いてくるやや荒い風。

春を告げる風。

この歌は菅原道真が

太宰府に左遷された時

邸宅の庭の梅に、

別れを惜しんで詠んだといいます。

何かホロッとしますね。


この句には、続きがあります。

太宰府に行った菅原道真の後を追って、

この梅は

一晩で太宰府まで飛んで来たといいます。

今も太宰府天満宮に御神木として残っています。

飛梅(とびうめ)と


呼ばれているのです。


これが飛梅伝説です。


素敵な話ですね。


寒い朝ですが

心が温かくなりますように。


合掌


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする