生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

心の幸せ

2016-12-03 05:05:49 | 日々の暮らし
年の瀬になると、たくさんの昔話(スピリチュアル・ストーリーズ)を思い出します。

『夕鶴』

百姓の「与ひょう」のもとに嫁いだ「つう」の織る布が高く売れることから欲をかいてしまった与ひょうは、

華やかな都見物に行こうと、つうに頼みました。

「鶴の恩返し」と知られているこの物語は、人間の欲について、深く描かれているといいます。

モノやお金を手に入れたばかりに
「つう」や「貧しくても本当の幸せ」を失ったのです。



『笠地蔵』

正月のおせち料理を買うためにと作った笠を村に売りに行く途中、

降りだした雪の中に寒そうにたたずむ、
六地蔵に笠をかぶせて帰って来ました。

それを聞いたおばあさんは、お爺さんや良いことしたねといいました。

すると六地蔵様達が、正月用のお餅やおせち料理をどっさり担いで恩返しに来てくれました。

見返りを求めて行動するのではなく、

相手のことを心から思って行動するという

大きな愛で描かれています。

私のペンネームはこの
笠地蔵から頂き、

「お地蔵さん」や

「良寛地蔵」として

書いています。

また、マザー・テレサは

「飢えというものは、アフリカやインドの第三世界にあるような、食べ物がないといった飢えだけではありません」。

本当の飢えは、東京やニューヨークのような大都会にあり、

「誰にも愛されず、

関心を持たれないこと」

ほど深刻な飢えはないと述べています。

物質的に貧しい国のほうが心は豊と述べています。


今年訪れた、上野の

「ブータン展」

世界で一番

「心の幸せ」の国。

人々の笑顔が忘れられません。

『正しい道は

遠くにあるわけでは

ありません。

あなたが今見ている

道にほかならないのです』

(空海)

心の幸せ

あなたの心の中に


あるのです。


合掌


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