生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

12月の美しい言葉

2016-11-28 04:28:25 | 日々の暮らし
随分前のことでしたす
小さな図書館で見つけた「美人の日本語」。

ノートにいくつか控えた思い出がありました。

それが昨年古本屋で見つけて買ったのでした。
再会した喜びを感じました。

12月の美しい言葉の中から

「風花(かざはな)」

ちらちらと、風に運ばれてきた雪片。

その雪片を、花びらに見立てたのです。

山が雪だと知らせに来た

小さな使者のようです。

「徒花(あだばな)」

「徒(あだ)」は、無駄とか、空しいという意味。

咲いても、実を結ばない花。
咲いてもすぐに散ってしまう花。

季節外れに咲く花。

しかし、何らかの役割があるはずです。

すべての花が必要な花なのです。


「かぎろひ」

東(ひんがし)の

野にかぎろひの

立つ見えて

かへりみすれば

月西渡(かたぶき)ぬ

(万葉集柿本人麻呂)

「かぎろひ」は、日ノ出1時間ほど前に見られる最初の陽光といわれ、

よく晴れた寒さの厳しい日にしか

見られない現象です。

陽炎(かげろう)の語源といわれ1300年以上前の


壮大なロマンある
言葉です。


毎朝散歩しています。

日ノ出になると

現れることがあります。

思わず合掌してしまいます。


今日も頑張って

生きますと

合掌
コメント
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