生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

心を剃れ

2016-08-20 03:29:51 | 日々の暮らし
陽射しに夏の終わりを感じたので、名残を惜しむかのようにプールに行き陽を浴びて来ました。

森に囲まれたプールの底には木の葉がかなり沈んでいました。

トンボも飛んでいました。


あと何年プールで泳げるだろうか。

振り返れば色々あった人生だが

なぜか楽しい想いでばかりしか思い浮かばない。


敬愛する渡辺和子シスターの自戒の句に

「剃りたきは

心の中の

乱れ髪」

(鴨長明)

があります。

頭を剃って形だけ僧侶になっても、仏道に帰依する心を起こさなければ駄目だ。

頭を剃るより、

心を剃れ

という意味です。

なかなか手厳しい言葉ですね。

キリストは「自分を愛するように他人を愛しなさい」と述べています。

渡辺和子シスターは
自分を愛する人とは、

みじめな自分、いやな自分、傷いっぱいの自分をもいたわることのできる人であり、



そんな自分にも愛想をつかさないで

この世にたった一人しかいない自分、しかも一回限りの人生を生きている自分を

大切にすることのできる人であると述べています。


またシスターは

「人間というものは、

失ったものに目を

向けず、得たものに

目を向けて生きないと

駄目」

と話している。

例えば、第一志望が落ちても、受かった第二志望で生き甲斐を見つけなさいと述べています。


「神の思いは、

人の思いにあらず」

という聖書の言葉を確信するためには、

いくつかの挫折を経験し、自分の思いの浅はかさに気付くことが必要である。

また、

「謙虚さは、

はずかしめを

受けずには

得られない」

とも述べています。

今朝は心にしみた

シスターの言葉を紹介しました。

今日は施設の夏祭りです。


お年寄りの笑顔が

楽しみです。

皆様も

佳き日をお迎え下さい。


合掌
コメント
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