今年は全国的にさくらの開花が異様に早かったようですが、他のすべてと言っていいくらいの花も早く開いているようで、例年だと5月の連休明けくらいまで見頃のはずの藤も「連休までもたない」と聞き、先週末、春日大社の藤を観に行きました。
春日大社は社紋が「下り藤」で、境内にはたくさんの藤がある他、萬葉植物園には200本を超える藤があります。
三宮駅で「奈良・斑鳩1Dayチケット」を買って行きます。阪神線内と近鉄奈良駅付近の電車は乗り降り自由、奈良交通の奈良近辺のバスも乗り降りも自由、さらに主だった神社仏閣の拝観料の割引などがあり、お得です。
阪神三宮駅から近鉄奈良行きの快速急行で約1時間20分。
奈良駅から春日大社までバスもありますが、のんびり鹿の相手をしながら歩きます。
興福寺の南側の道を進むと10分くらいで「一の鳥居」が見えてきます。
さすがに9時半だと観光客も少なめですね。
御本殿に行く前に「萬葉植物園」に寄ります。
茶店の奥に正面入口があります。
藤が見事に咲いています。
植物園ですから藤だけでなく、色んな草花が植えられています。
入ってすぐのところは「萬葉園」と言って、万葉集に詠まれた植物の8割以上が栽培されています。
蓮華には蜂も来ています。
この緑色の桜は御衣黄桜(ぎょいこうざくら)と言うそうです。
この花弁は落ちるとピンク色になるんですよ。
一番奥(本殿寄り)に「藤の園」があり、20品種、200本以上の藤があります。
これは藤ではないですよw
見事です。ちょうど見頃ですかね。
東出入口から出るとすぐに二の鳥居
左手に祓戸神社があります。
もうこの辺りから鹿の大群に追いかけられますw
ウィンクしてくれました
御本殿 南門
時刻は12時を過ぎ、参拝客、観光客でごった返してきました。
南門を入ってすぐ正面にある幣殿・舞殿
奥に中門が見えています。
拝観料を払って廻廊へ
東回廊の奥に御蓋山浮雲峰遙拝所があります。
御本殿の裏手にあたる藤浪之屋
平安時代から現在まで奉納された燈籠がおよそ三千基あります。
西廻廊近くの多賀神社
一旦門から出て、南方向に行くと
夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)
夫婦円満、縁結びの神様として有名だそうです。
絵馬がたくさんありました。
その向かいに若宮神社
パワースポットだそうです。
夫婦大國社の裏手にある金龍神社
そう、金運ですよね。
境内にある茶店でうどんを食べて春日大社を後にします。
浅茅ヶ原にある大楠
鹿に追われながら浮見堂へ
公園内にも藤棚があります。
鷲池に浮かぶような浮見堂
一の鳥居との間には年季を感じる茶屋が立ち並びます。
駅に向かう途中にある興福寺に寄ります。
東金堂
この正面にある中金堂は710年に建立されましたが、何度も焼失を繰り返し、最近のものは1819年に再建された仮のものでした。
それを2000年7月に解体工事を始め、現在復元工事中。今年の10月に楽慶の予定だそうです。
東金堂の南側にそびえる五重塔
西側南にある南円堂
ちょうどお賽銭を回収されたました。
その北側にある北円堂
特別公開中でした。
中には国宝の弥勒如来像を中心に綺麗な像がありました。
最後は猿沢の池まで行って、興福寺五重塔を池越しに見る絵葉書ショットを狙って・・・・・
いい天気で良かったけど、この時期30度近いのは異常ですよね(笑)