後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

広々した村山貯水池を散歩しながら老境の悲しみを想う

2011年12月11日 | 日記・エッセイ・コラム

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老境は気楽で楽しいことを多くありますが、やはり悲しいものです。

今日は初冬の陽射しの明るい村山貯水池の堤防の上を歩きながら昔、楽しく遊んでくれた叔父叔母の事を思い出しました。みんな消えてしまっています。

大変お世話になった恩師もみんな旅立ってしまいました。もう二度とお会い出来ません。

特に今年は、目黒の大岡山の大学で一緒に研究をした斉藤さんも亡くなりました。所沢でお葬式がありました。

その上、私より15歳も若かった京都大学の岩瀬教授も60歳で亡くなりました。先日、奥様から丁寧な手紙と京都のお菓子が送られてきました。それに対するお礼状を書いて、ポストに入れてから村山貯水池に行ったので、親切だった岩瀬さんと一緒に散歩したような気分でした。散歩の間中、彼の若い頃の顔を思い出しながら話しかけましたが返事が返って来ません。

老境になると私に優しくしてくれた懐かしい人々が次から次へと先だって行きます。周りには誰も居なくなるのです。初冬の風が一段と寒く感じます。

明るい陽射しの中ですが散歩していると肩のあたりに寂寥感がかぶさって来ます。

そんな私の足元へヨチヨチ歩きの男の子が寄って来ました。「こんにちは」と私が挨拶すると嬉しそうに、「こんにちは」と挨拶を返してきたのです。

これで何故か元気になって車を運転して帰って来ました。家では老妻が一人で大掃除をしていました。それにしても老境はやはり悲しいものです。

広々した貯水池の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。(終り)


クリスマスの楽しみ方、1,2,3、、

2011年12月11日 | 日記・エッセイ・コラム

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12月に入ると街々はクリスマス飾りで賑やかになります。人々の足並みも軽やかになり買物が一段と楽しくなります。クリスマスからお正月へ続く12月は家族を大切にするお祝いの季節です。

今年のクリスマス・イブは24日の土曜日で日曜日へ続く休日です。働いているパパやママもお休みです。24日は昔の北欧の冬至祭でした。それをイエス様の誕生日としてお祝いするのです。このクリスマスの季節の楽しみ方のいろいろを書いてみました。

(1)小さな子供の居る家ではクリスマス・ツリーを飾ります。北欧の冬至祭からの習慣で針葉樹に飾りものを吊り下げます。小さな色とりどりの電球もかざります。

ついでに針葉樹の枝で輪を作り、玄関のドアの外に飾ります。門や塀をLED電球で飾ります。

街々には大規模な光のページェントが輝きだします。上の写真は有名な仙台市の定禅寺通りの光のページェントです。東京でもあちこちにこのような輝きが楽しめます。特に立川の昭和記念公園の夜の光のページエントは夜9時まで毎晩楽しむことが出来ます。まだ私は見てませんが国家予算で飾るのですから、さぞ大規模なものと想像しています。

(2)クリスマス・イブには家族そろって鶏のオーブン焼きやローストビーフを囲んで夕食を楽しみます。食後のケーキは子供達と一緒に手製したケーキも良いものです。ケーキの台になる丸いカステラに生クリームを巻いてイチゴや果物の砂糖煮で飾り付けをします。そして子供達へプレゼントをします。

クリスマスは家で家族の愛を楽しむのも良いのですが、恋人同士は少し贅沢なレストランでディナーを楽しむのも良いののです。

(3)近場の温泉や景勝の地の良いホテルや旅館に泊って楽しむのも良いものです。高級なシャンペンを抜くとクリスマスの気分が盛り上がります。家族で一緒の泊るのも楽しい思い出になります。一泊するとき近くに上の写真のような光の飾り付けけがあったら見に行きます。

(4)これは無理にする事ではありませんが近所の教会のクリスマス・イブの礼拝を見に行きます。24日の礼拝式の時間は教会の前の案内板に掲示してあります。教会によっていろいろですが、夕方の5時や6時から第一回目、そして夜の8時や9時から第二回目があります。どんな宗派の教会でも、この24日の礼拝式には信者でない多くの人が参加するのが普通です。どうぞ気軽に見に行って下さい。

きっと良い思い出になります。教会に行ってからシャンペンを抜くと一段と美味しくなります。

(5)クリスマスの前後に少しキチンとしたクラシックの音楽会に行くのも良い思い出になります。特にベートーベンの第九を聞きに行くと、ああ、これで無事今年も終わったと感じます。そうすれば一層楽しいお正月が迎えられます。

音楽界は日本風の音楽や能舞台でも良いのですが、クリスマスはヨーロッパ起源のものなので西洋音楽の方が気分がでます。

(6)さて今年は特別、不幸な天災がありました。3月11日に起きた大地震と大津波です。そして福島原発の大爆発です。2万人余の方々は亡くなりました。まだ現在も苦しい、悲しい避難所生活をしている人々が何十万人も居るのです。

今年のクリスマスは特別です。被害者の人々に何か出来る事をします。そして不幸にも亡くなった方々の為にお祈りをしましょう。

外国の人々も暖かい支援をしてくれました。その支援に感謝の祈りをしましょう。

今年のクリスマスは楽しみの下に悲しみのある季節です。人それぞれのクリスマスの季節になると思います。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)