さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

レクイエムな1日

2017-03-04 23:11:56 | ただの日記
大学剣道部時代にお世話になった監督が年末に亡くなられたので、監督が受け持たれていた年次の卒業生で集まり、お墓参りをすることになった。

私も現役時代相当にお世話になった。剣道の稽古中・試合中はもちろん、参加者が少なかった夏の尾瀬行きなどでも、楽しく濃厚な時間を一緒に過ごさせていただいたことが忘れられない。最後にお会いしたのはやはりお世話になった剣道部のOBの方の告別式で、あまりに太った私を見た監督が「あのやせっぽちが・・・」とおっしゃったまま絶句してしまわれたのが最後の会話になってしまった。

ということで、監督が眠っておられるお墓のある下井草で集合したのだが、その前に、朝からトランペットレッスン、昼には職場グループ合唱団のヴェルディのレクイエムの歌の練習に顔を出し、早々に失礼して下井草へ。


本当に卒業してから初めて会う方も多かったけど、結構現役時代の面影そのままにダンディなオトナになられた方ばっかりで、私一人が醜態をさらしている状態。
2つ上の女性の先輩ともお会いするのは25年以上ぶりであるが、何だかおっしゃりにくそうに「大きくなった?」と聞かれた。

そういう時は「卒業してから30キロ太りました!」と潔く言うのが私の口癖であったが、最近の計測ではそれが35キロになりつつあるわけで、さすがに笑えない。

お墓の前では、年次順にずらっと並んで、1人ずつ前に進み出て、墓石にひしゃくで水をかけ、しゃがんで手を合わせる。

職場の引越でロッカーを一番下にしてもらって、毎日しゃがむ練習をしていたのが、こんな時に役に立った。

全員終わったところで、1つ下の後輩が、「それでは〇〇〇〇・・を唱えさせていただきます」と言って朗々とお経を唱えだしたのには驚いた。般若心経くらいなら私でも知ってるが、全然知らないお経だった。・・・しかも唱え方の上手なこと。これにはみんなびっくり。

私はそのあとオケ練に行かなければならなかったので、お清めは行かずに途中で失礼させていただいたが、それぞれに歳を重ねてさらに魅力を増された先輩や同期、後輩の元気な姿が見れ、久しぶりにお話することができたのは嬉しかった。


お世話になった方がなくなり、自分もいずれは同じ道をたどるにしても、若い頃に流した汗を無駄にせず、よい人生をみなで送れればいいな・・という前向きな気持ちで、墓地の遠景をカメラに収めてみた。監督のお墓はちょうど手前の墓石に隠れた向こうの方であり、直接は写っていない。

その後、オケ練に行ってヴェルディのレクイエムの2ndヴァイオリンパートを弾く。歌のつもりで弾いてると時々裏切られる(泣)。モーツァルト作品なんかだと、2ndは完全にアルト合唱をなぞっていることが多いが、ヴェルレクの2ndは意外にソプラノ合唱をなぞっている。逆に1stはソリストをサポートしてるんだな・・なんてことがわかって面白い。

ということで、今日は、ヴェルレク歌―お墓参り―ヴェルレクオケ・・と続けてやって、まさにレクイエムな1日となった。

1日に乗った鉄道路線は、何と、8路線にも達した(総武線、東京メトロ東西線、東京メトロ日比谷線、都電荒川線、東京メトロ千代田線、山手線、西部新宿線、京成本線)。時々自分が今どこに向かっているのか分からなくなるほど忙しかったし、結構歩いたし・・・濃い一日で疲労困憊。
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