何だ、またこんなものに散財をして、コラ!
※コンビニで悪いフィギュアシリーズ見つけちゃったんだよね。
これは「コラ(Kola)」というインドのグルカ族の刀剣。刀身の先についている渦巻き文様は仏陀を表す紋章なんだとか。
打ち下ろした時の破壊力はすごそうだよね。刃がさかさまについてる斧みたいな感じだ。
私はインドの武器って結構好き。十数年前にヨガ修行の旅でインドに行った時、現地の人が小さい博物館に案内してくれたんだけど、面白そうな武器がいっぱいあったのに、素通りされてしまって、撮影も禁止・・カタログもなし・・・でいまだに不満なんだけど、何で好きかというと、その発想の豊かさとバリエーションと神秘性。
インドの神様が持ってる武器なんかは、仏教にも取り入れられて、今では法具になってたりするわけでしょ。あと色んな民族の武器は、映画なんかでちょっとした悪者が使ってたり、ファンタジーなんかに取り入れられてたりするんで、何か親近感が沸いてしまったりするわけですよ。
武器が好きだからって、残酷な人間だとは思わないでね。あくまでも機能美に惹かれているわけだから。そういう意味では、楽器も武器も美しいと思う。
ちなみにこのコラという武器を使っていたグルカ族というのは18世紀にインドに勃興して、ネパールに王国を築いた勇壮な民族。その後、ネパールはイギリスの保護国となり、グルカ兵はイギリスの尖兵としてインド植民地化に貢献。第二次世界大戦中はインドにも投入され、日本軍と戦った。
グルカ族は現在のネパール王家につながる民族だが、2001年に起こったネパール王室の悲劇はあまりにも痛ましく記憶に新しい。惨劇に登場する王族の名前が、ビエンドラ、ディペンドラ、ディレンドラ、ギャネンドラと、「○○○ンドラ」と呼ばれる人達ばっかりで紛らわしく、きわめて謎めいている。その後も、ネパールは混乱状態が続いていて、当面旅行には行けそうにない。
余談だが、十数年前に行ってたヨガ道場で買ったネパール製の青いTシャツは、一度洗濯機で洗ったら、同時に洗ったものすべてが青く染まってしまい、非常に難儀をしたことを覚えている。
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