WBCは良いとこまで行きましたが惜しくも3連覇ならず、残念でした。隠れメタル好きとしてはスポーツニュースで「セパレイト・ウェイズ／ジャーニー」が流れる度に脳内エンドルフィンが出まくり！ この曲って野球とはサラサラ無関係のラブソングなんですけどね。やっぱいい曲！PVがダサダサなのもまた良いっす。
さてメタルコンセプトのラーメン店「ヘルズキッチン」で”青森インスパイア豚骨煮干し系”が昼限定で始まったと聞きつけまして（ハイカロリーさんの『ダイエットは明日から☆』で見かけて^^）早速行ってきました。
ヘルズの限定には過去に数回チャレンジ＞フラれていて未だ一回も有りつけたことが無かったりするので今度はちゃんと開店前から並びました。開店前からすでに数人待ち状態。ちなみにほとんど限定狙いの方でした。
「バイオレンスニボ青森バージョン」750円
ドドメ色？のスープがもうド迫力。わざとダサめの器を用いたというのもリアリティがあってナイス判断です。これ、青森で食べてきたって言ってもバレない再現度ですよ。
白濁の豚骨ガラは濃いめに配合され油量は控えめ。流石にヘルズらしいストイックな取り方しています。アルティメッ豚骨系メニューよりも骨粉のトロミは控えめですが、豚骨の濃度自体は十分高め。（ガラ別取り？） 青森でもここまで豚骨強めに合わせる店は少ないように思います。醤油ダレは味醂系を効かせたものを適量配合。トータルの甘さはやや控えめかな。
煮干しは待ってましたの大量投入。風味としては片口鰯が突出しており、苦味は隠さず強め。旨味を丸ごと引き出そうというポリシーと見ました。強めの煮干しに強めの豚骨を衝突させてギリギリ破綻させない高バランスがまさにバイオレンス！まるでマーティ・フリードマンとジェイソン・ベッカーの弾きまくり夢のツインギター共演に近いような！アグレッシブな旨味のハーモニーが素敵です。
オリジナリティとして鯵かな？干した魚介系の風味が隠し味的に存在してる気がしました。麺は低加水のストレートで小麦の強いもの。パツッとした固め食感が強いスープに絡みます。嗚呼…これほどまでに完ぺきな”青森インスパイア豚骨煮干し系”を出してくるとは流石です。目をつぶると爺さまが叩くじょんから節の泣き三味線が風に千切れて聞こえてきそうです（－o－
ここからは過去の未掲載分。
←「アルティメッ豚骨久留米」780円
野菜を一切使わず豚頭、軟骨、背脂のみを煮込んだ超ストイックな豚骨ラーメン。実際に豚味が濃厚で濃厚で！好き嫌いがはっきり分かれそうな実にヘルズらしさ満開の仕上がり。
くしくも、ラーメンチェーン全国区の大手が出す「ベジラーメンNANA＠らあめん花月嵐」の真逆を行く一杯。メタラーたるものラーメンにヘルシーなんて求めたらいかんというヘルズキッチンなりのメッセージなのか？（←多分違う）(12/07/21食)
←「mini OZZY郎」650円
ヘルズ流の二郎インスパイア。ミニ（麺半分）を注文している時点でチキンな自分がいます。しかもニンニク抜き（笑）
今は「OZZY郎（醤油）」「PAGE郎（味噌）」「TRUJI郎（担々麺）」「ケヴィンダブ郎（塩）」の4種ある模様。(12/06/21食)
仙台にも煮干しの強いラーメンは数多くありますが、合わせる豚骨の弱さが物足りなく感じてまして（豚骨を強く合わせると煮干しの酸味・えぐみがマスキングされて一気に旨味に昇華されていく、というのが持論でして）その辺の不満を一気にクリアしてくれるのが今回の「バイオレンスニボ青森バージョン」でした。来るか？青森濃厚煮干し系ラーメンブーム！ ごちそうさまでした。
(13/03/17)
ヘルズキッチン／黒川郡富谷町あけの平3-6-16
