好評(?)につき今回もプロレス絡みで「徳島ラーメン人生」です。お店のプロデュースがみちのくプロレスの新崎人生ということで、彼の残した名・迷セリフを探してみたんですがあんまりなくて…、そういえば寡黙な“お遍路レスラー”でしたっけね(^^; 2代目みちプロ社長でしたし根も真面目な印象で。個人的には96年東京ドームでのグレート・ムタ戦の負けっぷりが逆にカッコよくて印象的でした。
そんな彼の名前を冠した「徳島ラーメン人生」ですが、震災時には新潟経由で材料を搬入していち早く開店してくれたのが記憶に新しいです。たしか軽トラで悪路を遥々輸送してたって聞いたような。当時ガソリン狂時代でもありましたからね、諸々苦労されたのではないかなぁ。温かい外食に飢えていたので心底有り難かったですね。
当時の記事がリンク切れているようなので以下に原文掲載させて頂きます。
http://www.47news.jp/47topics/e/201674.php
徳島ラーメン被災者励ます 仙台、プロレスラー新崎人生さん 徳島ラーメンで被災者を元気に-。
徳島市出身で仙台市若林区在住のプロレスラー新崎人生さん(44)が、
東日本大震災で被災し休業に追い込まれた同市の徳島ラーメン店を再開した。
食材が調達できず飲食店のほとんどが休業する中、新崎さんの温かいラーメンが被災者の空腹を満たしている。
新崎さんはプロレス巡業の傍ら徳島市の有名店で修業し、昨年3月に仙台市で「徳島ラーメン人生」を開店。
現在2店舗を経営している。
11日の地震で店は食器が割れて散乱するなどの被害を受け、営業を中止。
新崎さんをはじめ従業員が総出で片付けに当たった。17日までに水道と電気が復旧。
都市ガスは止まったままだが、店はプロパンガスを使っているため、調理が可能となり、
18日に泉店(泉区)、20日に西多賀店(太白区)の営業を再開した。
麺とスープ、バラ肉は徳島から直接取り寄せており、震災後は新潟まで空輸し、仙台市まで配送してもらっている。
モヤシやネギ、卵がない分、替え玉を無料にしている。
家庭での調理が困難な上、周辺で唯一開店しているとあって大人気。
西多賀店では20日、午前11時の開店前から長蛇の列ができ、
深夜0時の閉店まで30席が常時満席で、700人以上が来店したという。
「遠い避難所から歩いて来てくれる人もいる。仙台市民に温かいラーメン77 件をおなかいっぱい食べてほしい」と新崎さん。
本業のプロレス巡業は当面キャンセルし、徳島ラーメンで仙台の復興を支え続ける。
【徳島新聞 11/03/21の記事より】
さて今回は国道286号沿いのメガロポリス内にあります2号店「徳島ラーメン人生 西多賀店」から基本メニュー「ラーメン」580円(写真上)です。肉が【(すき焼き風)豚バラ肉/(とろける食感の)チャーシュー】から、そして麺が【徳島直送の中細ストレート麺/トウガラシ麺】から各々選択できるようになってました。今回は豚バラ・徳島麺カタめでオーダー。もちろんライスも注文。
スープはライトな白濁豚骨ベースに甘辛の醤油ダレ。肉味もふんだんでちょいしょっぱめで、やっぱりライスが欲しくなります。無料の生卵を”拝み渡り”からの”ダイビングブレーンチョップ”すると優しい円やかさが加わってこれもまた美味しい。やっぱすき焼き風ですよね。前も書いたんですがこのスープには軽く湯通しした春菊をファサッと入れたい! …タッパで持参したら怒られますかね(^^;
昨秋3号店「多賀城店」が、産業道路沿いヤマダ電機テックランド多賀城店近く(ラーメン蕃山の跡地)にOPENしてました。が、こちらが盛岡に移転するという名目で、今は路線変更して「肉汁つけうどん人生」がOPENしてますね。あの辺はがっつり浸水して被害の大きかった地域ですので、居抜きだったとはいえあそこに新店を出すのってなかなか勇気がいったと思いますが、あえてあの場所を選択した辺りにプロレスラー新崎人生の心意気を感じますね。
「心はみちのくにあり」(新崎人生)
今後とも仙台そして”みちのく”の食文化に貢献していってほしいですね。ごちそうさまでした。