朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

ふるさとはいまもかわらず

2017-04-11 23:44:52 | 21世紀
ふるさとはいまもかわらず
2017/04/13
 NHKの「火曜歌コン」で東北大震災6年を祈念して震災関係の歌として「故郷」特集がありました。新沼謙治の歌を聴き、涙が出ました。良い歌で彼の人柄・苦労が感じられ、最高の歌です。

 ふるさとは今もかわらず   【作詞】新沼謙治【作曲】新沼謙治
爽やかな 朝靄の中を 静かに 流れる川 透き通る 風は身体をすりぬけ
薫る 草の青さよ 緑豊かなふるさと 花も鳥も歌うよ
君も 僕も あなたも ここで生まれた ああ ふるさとは 今もかわらず

この町で あなたに出逢えて 本当に よかった ありがとう ふるさとの青空よ 友よ 君に逢いたい 緑豊かなふるさと 花も鳥も歌うよ
君も 僕も あなたも ここで育った ああ遠い ふるさとは 今もかわらず
みんなで声を かけあって 力合わせて 生きてきた山並み その姿
いつも静かに 見つめてる

緑豊かなふるさと 花も鳥も歌うよ 君も 僕も あなたも ここで育った
ああ ふるさとは 今もかわらず ふるさと 未来へ 続け…

新沼謙治の真面目な謡いぶりと優しい声で圧倒されます。次の時代には平成時代の歌と評価され、残っていくでしょう。

大正時代の「故郷」も歌われました。
 兎(うさぎ)追いし かの山 小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて、忘れがたき 故郷(ふるさと)
 如何(いか)に在(い)ます 父母 恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても 思い出(い)ずる 故郷
志を はたして いつの日にか 帰らん 山は青き 故郷水は清き 故郷

新沼謙治の歌を聴いた後、この歌は立身出世のため、故郷を棄て、成功した人の歌で、昭和平成の今、どこに、兎追いし山があるか? 東京では、小鮒も釣り堀しかいないなど、考えてしまいます。
 同窓会では、合唱する定番ですが、この歌が歌われる限り、東京一極集中は止まらないでしょう。