朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

生意気排除文化

2005-04-29 22:48:44 | Weblog
  ♪ そうさ 男は 生意気ぐらいが 丁度いい ♪  とカラオケで熱唱したものです。・・・生意気とはどんなことでしょう?

 生意気=年令・経歴・能力にふさわしくないようなことを得意げに言ったり したりすること。またそのさまや人(大辞林)
 生意気=①目上も相手もかまわずに、知識や意見を振り回すさま
       ②若い者が気負って言ったりしたりするさま。 Selfconseit
       (日本語大辞典)
 Selfconseit=自負心 うぬぼれ 虚栄心

 年を取っても、生意気の対象から外されず、私は誹られ罵倒されています。不徳のいたすところと思いながらも、「生意気とは何だ?」と考えています。

 山本七平さんの「日本人とアメリカ人」が復刻されました。その中で生意
気についての面白い文章を見つけました。


 日本でもアメリカでも 小学生がある一人を「やっつけちまえ」ということがあるでしょう。 日本では「生意気だやっつけろ」ですが、アメリカでは「フェアでないから」となるのです。
 この場合「生意気」も「フェアでない」もともに自己の暴力を正当化するための名目にすぎない。 ただ面白いのは、正当化の一方の名目が「生意気」でもう一方が「フェアでない」という事実である。

 このことは そう判定されれば もうどうにもならないから「生意気と言われまい」また「フェアでないと言われまい」と子供のときから自己規制し、それが大人の世まで通じていることを意味する。
 「真珠湾攻撃はフェアでない」となるとアメリカというクラス全員が「やっちまえ」で原爆まで突っ走る。

 彼らの使う「フェア」の意味は公正・淡白・率直 等のほかにさまざまのニュアンスがあって非常に複雑だが一応定義出来る。 だが「生意気」となると実に定義しにくい。
 「長幼序あり」の規範であろうと言われることもあるが、考えてみると いわゆる「低姿勢」や「お願いします」に代表される日本にいくらでもある「生意気と言われまいとの自己規制」はフェアとは異質の規制だが それを踏み外すと「やっちまえ」的一斉非難になる点は似ている。

 「生意気排除」が序列的平均化の世界の原則なら「フェア」は競争社会の原則であろう。


 30年前に書かれた本ですが、2005年の「グローバル・スタンダード」と「ジャパニーズ・スタンダード」の相容れない根本の心情の解説と言えるし、「ホリエモン叩き」の心理的説明とも思えます。

 戦後 スーザン・ベネディクトさんが「菊と刀」で日本は恥の文化ときめつけ、自虐的日本人はそれを認めて恥ずかしい思いをしてきました。
 この本を読んで「恥の文化」じゃあない 「生意気排除文化」だ 「長老文化」だと表現した方がいい と提案したくなりました。

  私たち66才は「爺さんは偉い」「年長者の言う事はだまって聴こう」「父親は全権力がある」などと身に染み付いていますが、「長老文化」の時代に育ったせいだ と考えるとぴったり来る気がします。

 この長老文化を崩しているのが団塊の世代であり、テレビ・マスコミだ。そして次の世代はフェアの世代だ。グロ-バル・スタンダードなどと呼ぶ日本スタンダードに対立するような言い方を止めて、単にフェアな方式を意味する名前を付けましょう。郵政フェア化・フェア取引(公正取引)などフェアをはやらせたいですね。
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お楽しみはこれからだ。

2005-04-28 15:14:13 | Weblog
 「何才のころが一番楽しかったですか?」とアンケートをしたそうです。
 60才以上の方々の80%は「今が一番楽しい」と答えました。
 水泳金メダルの岩崎恭子さんを思い出しますね。
 インターネット ブログの記事にあった話ですが、何処で読んだか分からなくなってしまいました。 知っている人教えてください。
 
 若い人は「年寄りが何の楽しいことがある?」と思いそうですが、私も訊かれれば「今が一番楽しい」と答えます。66才になり、髪は白く、体重96kgにもなり、身体にも環境にも不具合はありますが、別につらいとも悔しいとも感じません。

 ヨーロッパの黒白映画では、想い出にひたって生きる老嬢がよく出ていました。公園のベンチで日向ぼっこの老人が、周りの景色と調和しているいい写真もありました。
 「美女ありき」でヴィヴィアン・リィは、売春婦になって留置場にいます。ハミルトン夫人と呼ばれていた頃のネルソン提督との想い出を話し、それから回想の映画になります。

 今 自分はそんな年寄りになっているけれど、想い出にひたるとか 昔は良かったなどと言う気分になった事はありません。やはり今が一番いいと思うし、80%の人がそう思うとはうれしいことです。

 昔SMIというテープ勉強をしました。「1日に1度 1週間 同じ章を、テキストを見ながら聞きなさい。そうするとその内容がすべて記憶され、貴方の信念にまでなります」という振れ込みでした。
 タイム・マネジメントという題でしたが面白いものでした。

 テキストを読む速さと耳で聞く速さが違うせいで、いろいろ連想します。
その時 時間のイメージを自分なりにつかむ事が出来ていい勉強になりました。
 映画のスクリーンが左から右へどんどん巻き取られています。これが時間だ。なにも描かないまま巻き取らせてなるものか!もったいない 何か書きたいと強烈に思ったものです。

 第2章は「今日と明日は違う」という話でした。
 B-5のカードにその日の予定を書きなさい。優先順位をつけなさい。そして1日行動しなさい。  夜明日の予定を別のカードに書きます。今日出来なかったことは、明日新たな優先順位で予定しましょう。そして今日のカードはぐちゃぐちゃにして捨てなさい。

 実際にそうやっていますと、今は今日という映画が終わったところだ。今は2本立て番組の休憩時間で次の映画を待っている。 明日という映画は自分も出演しているし、筋もきまっているものの、変更も色々出来る。
 明日の来るのが待ちどうしいと言う気分になったものです。

 その頃 映画評論家の随筆集で「お楽しみはこれからだ」というのがありました。それを盗作してこの文の題にしました。

 クライマックスは常に今からです。 「昨日まではリハーサル、今日からが本番」と田中真澄先生から教えていただきました。
 楽しいことは めいっぱい あります。(ちびまるこちゃん)
 大学心理学教室などの卒業論文などで、日本人の楽しさ意識調査するのは21世紀に良い企画と思いますがどうでしょう。
 
 80%の人が今に生きているとは、日本人万歳です。
 幸福を自覚出来ない子供・テレビ ゲームに時間をつぶし、今に生きていない若者の眼は死んでいる。 
 今生きていることを楽しく思えないモラトリアム人間さん 老いることは楽しいのですよ。 年取ることは、怖いことないのですよ。車の中で練炭燃やすのは、先の楽しみを捨てることです。
 
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人間の迫力

2005-04-26 11:07:01 | Weblog
山崎拓さん 当選おめでとう。 小泉さんもうれしいでしょう。 これで郵政改革も前進しそうです。 私は昔から選挙の当選者を当てるのが上手でした。 候補者の迫力の差・勝利の自信のある人・自信が持てなく不安な人・時流に乗っているかどうかを好き嫌いを抜きにして見ていますと勘が働き、当選が判ります。

先週 ネット商法の説明会に参加しました。 ハーバライフと言うダイエット食品の販売です。
体重が96kまでふえ、減量に苦労していた私は、縁あってこの食事に切り替えたところ、2週間で4kg軽くなり、血圧・血糖値の数値も改善され、これは素晴しいと2度目の参加です。

2度目の参加ですから、余裕をもって 集まった皆さんを観察できました。
5年・10年ハーバライフにたずさわり、高収入をあげている人達が、前へ出て自分のことを例にあげ、「私には人脈も能力もなく、生活苦にあえいでいた。このビジネスに出会って今は月収30万―300万を頂き、自分でも嘘のように思える。おかげさまでライフスタイルも変わり、以前の自分から大きく変わった」と説明します。
聴いている私たちは、それを真似してやってみたい参入希望者です。

このゲスト達を見て、「この人は成功するだろう。あの人は無理ではないか?」と野次馬で見ているのは、選挙でどちらの候補者が当選するかの推定と同じ感覚です。

既に成功し、説明者側にある人=①成功者   説明を聴いている方で成功しそうな人=②成功予備軍   この人には無理だろうと感じる人=③失敗予備軍  に分けて観察してみました。

①成功者
1・眼が輝いていて、大きな眼をしている。(漫画の女主人公に目に模様の入った描き方をするが、あんな感じがする。鮎川こずえ風)
2・この道は正しかったと確信していて、他人が何を言っても影響を受けそうにない。
3・表情が外国人っぽく、大きい。お互いが話しているのを横からみていて、映画をみている感覚になる。楽しさが伝わってくる。
4・背筋が伸びて姿勢が良い。
5・均整のとれた体型。ブクブク肥っていない。
6・動作がキビキビしている。足元はしっかりし、歩くのに足が十分上がっている。
7・腰から歩く感覚を身につけている。
8・笑顔が素敵だ。
9・自分の話していることに自信をもっている。
 10・話す事を楽しんでいる。

 ②失敗予備軍
 1・眼に輝きがない。眼が小さくみえる。
 2・だまされているのではないかとキョロキョロする感じ
 3・表情がない。小さく見える。
 4・背中が曲がっている。
 5・肥っている。
 6・話かけても、返答はなにかウツロな感じがある。
 7・儲けたい・今の生活から抜け出したいという気持は判るが、所帯じみた感じ・生活苦の感じが、口臭を思わせ近寄りたくない気にさせる。
 8・袋物の荷物を数個持っている。
 9・自分は他人と違うという自負心があり、話の裏を見ようとしている。
10・暗い。

③成功予備軍
 1・明るい。
 2・講師の言う事を信じている雰囲気。
 ③・楽天的な感じ


そんな風に他人を観察しながら、自分のことは他人にどう見えるかと考えると恥ずかしい気がします。

 私の態度の改善方向
 ①・表情豊かに
 ②・もっと笑おう
 ③・やせてキビキビ 80kg
 ④・背筋を伸ばし、呼吸を大きく

この態度の変化から成功者に近づこうとおもいました。
世にいう成功処世術に、「成功者と付き合え。金持ちの後ろに並べ」などの表現がありますが、こんな風に成功者の態度を身につけようということなのですね。
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靴下あわせ、人あわせ

2005-04-25 14:05:05 | Weblog
 この頃は靴下が長持ちしすぎる。 古いものが溜まり引き出しいっぱいあり、左右同じものを中々はけない。
 暗いところで同じと見えたものは、太陽の下では何故と思うほど違って見える。
 使えるものは捨てるに気がとがめるし、靴下そのものが丈夫にもなったし、私自身の歩くことが少なくなったし、黒か紺の似た色ばかりで、うまくいきません。
 
 中々合わないので、色の似たもので満足することにしていますが、これは結婚相手と同じようなものではないかと思いました。

 左右そろいの靴下を捜すのを諦めて、まあ いいやと違う靴下をはいてしまえば、もう会えません。別れた靴下の洗濯を同じ日にすることなど奇跡的です。

 昔なら靴下の数も2・3足で別れろと言っても別れられませんけれど、いまは意図して制限しなければ、物も人も鬱とおしいほど増えてきます。

 それぞれに、相性のいい理想の相手と赤い糸で結ばれていても、洗濯を何回かするうちに、その糸も見えなくなり、他の人との組み合わせになれば、左右の靴下が離れ離れになるように、もう会えなくなります。
 間違ったら又やり直せと、離婚しても赤い糸の相手とは会える筈もない。

 間違えないように柄・模様のあるものをはいたり、印を付けて毎日確かめるのが、アメリカ式の毎日愛情を確かめるベタベタ生活に思えます。

 見合い結婚は、どれでもそこにある靴下をはかせられるようなものですが、材質だけは合っていて、絹と絹 木綿と木綿というように保証された組み合わせと例えるのはどうでしょう。

 兄弟が多く居て洗濯も一緒ならば、普通の場合左右あわせることは、面倒で、結局は同じ靴下を10足20足そろえ皆で共同ではくことになりそうです。 これは恋愛そのものがない中国の結婚でしょう。
 中国では、だから恋愛小説がないのですって! 先日 陳舜臣さんの「耶律楚材」を読んでいて思いました。楚材と結婚することとなる女性の恋愛感情は、相手の頭のよさ・家柄のよさに憧れることでした。これらの本を読んだ文学者が中国には恋愛感情もない、恋愛小説もないと結論ずけているように思えました。中国の人が怒らないよう付け加えました。

 選択もいらない、同意もいらない関係は、単純でいいなあ。
 アメリカ人のいう『自由』はそう言う単純な人間関係を目指しているのかも知れない。
 力と自分の考えの押し付けは、中国もアメリカも好むところだが、選択もいらない同意もいらないという価値観に共通点がありそうだ。
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身体にいいもの

2005-04-25 11:16:36 | Weblog



 「味の素を沢山食べると頭がよくなる」と言う説が昭和26・7年にはやり学校の先生からも聞きました。
 その理由は、「脳細胞にはグルタミン酸が多く含まれており、成長期の若い脳はグルタミン酸を必要とする筈だ。味の素の主成分はグルタミン酸ナトリウムであり脳の成長に役立つ」というものでした。

 子供心に、「それは可笑しい。そんな結論より『脳は食べたら美味しい。なぜなら味の素が初めから入っているから』と言う方が否定できない結論だ」とおもいました。

 後年、インドネシアの中国料理店で猿の頭を出されたことがあります。
 頭蓋骨は蓋になるように切られていました。それを取ってスプーンで掬い食べるのですが、うにやかに味噌の食感で美味しいものでした。

 映画「ハンニバル」では、ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)が生きている人間の脳をスプーンで食べ、残った脳を逃亡する飛行機の中で、たまたま隣に座った子供と一緒に美味しそうに食べる場面がありました。 味の素いっぱいでいい味だったでしょう。

 人間の組織・細胞にある成分を補給すれば、その細胞組織が強化されるのなら、その細胞そのものを食べれば一番効果的に思えます。
 心臓の悪い人は心臓を、肝臓の悪い人は肝臓を、眼の悪い人は眼を食べればいいのではないでしょうか?

 「ブルーベリーを食べると眼がよくなる」と色んなところで宣伝されています。
 視神経にはアントシアニンという色素が多く含まれ、これはブルーベリーの色素と同じである。ルチン・ルテインという色素から作られる化合物も眼に多く、これはオシロイバナの色素であり、これも眼に効くそうです。

 可笑しいなあ! それが効くなら、豚の眼・牛の眼・鶏の眼・魚の眼のほうが理論的に正しいと思いますけど。

 ネット商法にありまして面白そうで申し込みました。
 これを常用していると、脳波はα波が優勢になり、切れる子供も落ち着いてくる。ボケ老人はまともになる。イライラする気分が飛んで行き落ち着いて生活を楽しめるようになる食物です。10000円/月でOK.
 それはレシチン・レゾレシチンという植物性の成分ですが、脳に多く含まれている物質で、これの減少が 切れる子供・イライラする大人・ボケる老人の原因だと言っています。
 年取ると呆け防止は一番の関心事です。精神科の呆け防止薬など未だPRされませんが、時代を先取りする考えに乗ってやろうと思いました。

 しかし 味の素時代からあまり進歩しないはなしだなあ!

 同じ考え方で言うなら、糖尿病でダイエットしている私は、すい臓・腎臓・血管をホルモン焼きで食べるのがいいかもしれない。
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ダイエット中間報告

2005-04-20 12:39:50 | Weblog
  12月末の96kgの体重は80日後の3月中旬に92kgに落ちました。
 耳つぼダイエットの効果が出てきました。
  4月中旬の現在、89kgになりました。30日で3kg減量は、ハーバライフのサプリメントの成果です。

  正月前に作った胴回り105cmのスーツは、股・背中部分が大きく余るようになりました。以前の95cmのズボンを試してみると、すこしきついけれど穿けますので、背水の陣で、105cmは廃棄することにしました。

  毎月 通って叱られている糖尿病の主治医 杉本先生からは、ほめられてうれしい事です。
  HbA1cが2/11 ・・8.5 3/12・・・8.4 4/15 ・・・7.4 と体重の減少と共に低下してきました。
  血圧も 2/11・・・190-90 3/12・・・180-80 4・15・・・160-65
と同じ様に下がりました。
  「肥満は緩慢なる自殺」と蔑まれながら通っていた病院でしたが、数値がよくなると「よし。やってやろうじゃないか!」と意欲が増します。

  杉本先生の誉め方は中々上手でした。
  病院に行くと、まず看護婦さんに採血してもらい、血圧・体重を測って待合室で待ちます。10分―20分待つと呼び出しがかかり、診察室に入るのが、いつものパターンです。
  先生がデータを見たのでしょう、待合室まで出てきて、「渡邉さん すごいじゃないですか! やっとその気になりましたね! この1ヶ月の血糖値のバラツキのなさはよく管理されている現われです。インシュリンの量もこれなら減らせます」とわざわざ言ってくれるのです。

  看護婦さんも、「ダイエット成功ですね。よくがんばりましたね」と誉めてくれました。  しかし耳ツボダイエットもハーバ・ライフも、プロテインをのんでいるだけです。 空腹感は感じないし、胃袋が小さくなりつつあるみたいです。

  リンパ・マッサージの麻生先生からもほめられます。「身体が柔らかくなった。溜まっている乳酸も代謝の良くなった結果取り込まれるようになった酸素と結合し軟らかくなり剥がれつつあります。今から夏までぐっと動き易くなりますよ」

 今日から古い服を着ることとしました。  すこし若返ったきがしうれしいことでした。

 ダイエット目標は、5月中旬・・・83kg
            6月中旬・・・77kg      としよう。

 このハーバライフはインターネット・メルマガの中で見つけたネット商法ですが、実際に効果のあるものは、認めてやらなくてはいけない と思いました。 

  痩せるのはたのしみだなあ!
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ロンドン・ハーツ

2005-04-19 11:30:29 | Weblog



 お笑い番組のスターのタイプは、時代と共に変わっていきます。
 21世紀を代表するのは、田村淳(たむらあつし・・ロンドン・ブーツ)です。
 イヤミのなさ・清潔感・頭の良さを見せない頭の良さ・我を出さない脇役的存在・けなしながら誉め、誉めながら貶す話術・女性出演者を如何にテレビ視聴者に結びつけアピールするかをいつも考えている態度・上手な三枚目・個人的にも出演者女性と気軽に話せる軽さ・どれをとっても好感のもてる人です。
 
 彼にくらべると、他の芸人は古く頭が固い。飽きられるのも近いでしょう。
  さんま・・・ファンの女性を集め、インタビューをするに、馬鹿な発言を引き出し笑いものにするのは嫌だ。
  たもり・・・大御所様になってしまった。とってつけたギャグで取り巻き芸人を笑わせ、それにお客さんがつられて笑うスタイルはもういい。
  たけし・・・もうお笑い芸人ではなくなった。
  紳助・・・・しゃべり過ぎる。他の出演者をたてることをしない。同僚もお客も馬鹿に見えてしょうがないようだ。
  キンちゃん・・・人柄の良さが、言動からにじみ出ている。仮装大賞の司会は彼でないと面白くないだろう。子供を持ち上げるのが上手だ。

  ロンドン・ハーツの司会をさんまにさせたとしたら、出演者の女性達は嫌って次の週には、休みそうだ。
  「格付けしあう女達」の企画は面白い。
  他人が自分の事をどう思っているかは、誰でも気になるだろう。
  人を測る物差しは沢山あるし、この番組ではへんな物差しで順位をつけるのだが、過去には、学校成績の物差し・腕力の物差しなどの具体的な物差しになれている日本人には、こんな物差しもあるのか?その物差しではどう見られてもいいや と他を意識しない生活態度がうまれてきそうにも思える。

  きれいなモデル達の中にぶすタレントも、時々入って格付けされるが、いじけるかと思っていると、状況を逆手にとってうまい発言をするのも面白い。  
  又頭の良いタレントばかり集めているからか、タレントは頭の良い人ばかりなのか、番組のリズムはよく、特に場の雰囲気をよむ山口もえの発言は、いいところでいい事を言うと、尊敬しながら見ています。

  この出演者達が、他の番組で何人か集まってでているのを見たことがありますが、皆精彩がなかった。
  小中学校の試験問題をタレントが答え、非常識な回答を笑いものにする番組だった。青木さやかは怒るばかり、りんかはしらけて、格付け女での生き生きした感じはなかった。これを見ると田村淳(あつし)が如何に気遣いしているか判る。この番組の司会は岡村某だった。

  お笑いタレントにも、清原・江川的な人気をバックにしてふてぶてしいのもいるけど21世紀には流行るまい。
  古田(ヤクルト)高橋(巨人)のような、協調しながら存在感のある人もいる。彼らが21世紀を制するでしょう。

  先週の格付け女では、青木さやかをグラビア・モデルにする作戦がありました。プロのグラビア写真家とは別のクルーを仕立て、撮影会の盗み撮りをし、写真集の公開発表会にぶつけて暴露するドッキリ・カメラのような番組でした。
  ターゲットの青木さやかを可哀そうにと見ていましたが、うまくハッピーエンドに持っていき、さやかの感激・感謝を引き出していました。
  番組の中でなまの人柄がでて、好感がもてれば、人気は定着する。
  これ以降青木さやかのキャラクターもひと味違うようになるだろう。
  この番組では、もう目立とうとしないでもいいから、山口もえ的なゆとりを感ずるタレントになるだろう。楽しみだなあ!
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昭和20年の文学雑誌

2005-04-15 12:32:19 | Weblog
 白濱(船津)洋子先生〔50年前お教え頂いた菊陵中学の英語の先生〕より電話をいただきました。
 「主人は国語の教師で、文学・考古学・浮世絵などの所蔵物・蔵書を多く残し、母校に寄付しようと申し出たが、『いらない。置場所もない』と断られてしまい、中国遼寧大学に縁あって送ることになりました。先日 その浮世絵150点の展覧会がおこなわれ、6800人の入場者があったと、ビデオと写真が送られてきたんですよ」
 「ダンボール箱で80箱ありましたよ。主人が大切にしていた古い雑誌が一箱残してあるんですよ。渡邉さんは、本を沢山読まれていますが、読まれるなら差し上げますよ」
 「昭和21年1月創刊の鎌倉文庫発行の『人間』という雑誌で昭和25年まで5年分です。小宮豊隆・川端康成・永井荷風たちの書き下ろしの小説が毎号出ています」

 二つ返事で『下さい』とあつかましくも戴きにあがり、早速読んでいます。

 当時の本ですから紙質は悪く、B5版200頁くらいで、21年1月で定価5円 25年では定価95円であのインフレ 新円切替を思い出します。
 大事に読まれていた本で、清潔にしてあり、虫もいません。60年経ってよくこんなに残っているものだと感心します。
 所々に赤いボールペンで線が引いてありますが、定規をつかったように
真直ぐで、白濱御主人先生のきちょうめんさと、雑誌の作家への尊敬の気持が感ぜられます。

文章は旧かなづかいで、硬く、今では読むのに苦労がいりますが、眼を通したところ、実に真面目であの昭和21年正月に、こんなことを考え文章にしていたとは、日本人(私の父親世代)は偉い。私達とは違う人種ではないかとも感じるくらいです。

 田中美知太郎は、『理想国家について』と題してどういう日本であるべきか? と考え文章にしています。
 「 『理想の夫』 『理想の妻』と言う時に、人々が思い浮かべるものは大体同じであるといえよう」
 「私達は人間のことで何か本当の事を考えようとするならば、いわゆる虫のよい話や甘い希望でも人が一番言いたく思っていながら、しかしなかなか言い出せないような事柄をまづ注意しなければならない」

 こんな話の進め方を聴いているとうれしくなります。
 戦争に負けて零からのスタートであり、戦前の道徳(先入観)なしで考えようと努力している姿はすばらしいと思いました。

 過去がづっと続いているから、郵政民営化について利害それぞれの立場で意見がでてきますが、政治家の言うことには、裏の事情や魂胆があるのだろう、だから小泉さんを誹り、不毛の議論を始めようとします。

 昭和20年に当時の大人が考えた「理想の国家」を現代の国会議員の宿題として与えたいですね!

 革命とは言えないけれど、すべてに変化をつける。 変化の必要ないところでも、無理やり変化させる。
 まず変化させてそれに人間が対応する。不具合なら又変える。
 今まで通りが好いといっておればそれで終わりです。
 変わらないと意地をはっても、外圧で反って望ましくない方向へ変わらねばならぬように感じます。

 「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」と昔から言われます。
 昭和20年の大人に負けないように郵政民営化を21世紀のやり方で考えましょう。
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インターネット・マルチ商法は素晴しい

2005-04-13 15:28:47 | Weblog

 メールマガジンの中には、広告も沢山あります。
 『信じられない収入をあげている人がいます』と書いてある下に、URLがあり、それをクリックするとそのホーム・ページに飛び「面白そうな儲け話」を教えてもらえます。
 「具体的なことは説明会に来てください。4月10日 福岡です。要予約」
とありますので、予約を入れ参加しました。
 30分前に着きましたが、50人は並んでいました。

 予約の時に何を売るのか読んでいたはずなのに、何かイメージが違うのです。 紹介者は誰と聞かれ、名を言いますとそんな人はいないらしいのです。インターネットの中にはネット販売も何社もあり、私の聞いてみたいと思った説明会とは違う集まりだったようです。

 しかし、それだけに先入観がなく、話は新鮮で、前に出て話す若者達が皆魅力的で、「わぁー すごい」間違えてきて良かったと思いました。

 順番にそれぞれ説明する講師は、自己紹介とこのネット販売に入る以前の状況、そしていまの気分・収入を写真も見せながら説明します。

 半年前は、子供を抱えパート勤務で 倹約して生活し、先の希望も持てず 毎日疲れていた36才の女性は、「今 月50万の収入がある。昔の仲間は昔と同じように苦しい生活をしているのを見ると申し訳ない気もするが、子供にお稽古ごとも受けさせることも出来るようになったし、夢を持てるようになりました」と明るく話します。

 6年前有明海の魚の仲買をしていたご夫婦は、有明海の水揚げが減り商売が成り立たない。そこで大きな魚市場(福岡のことかな?)で仕入れ手、地元の魚市場で売ることをはじめ、寝る間も惜しんで働いた。しかし借金がふえるばかりで、その額も5000万円に達することになってしまった。体調も悪くなりその時勧められたのがこれでした。今は借金も完済し、車はベンツが2台、先月の収入は600万で、自分でも信じられない気がします。

 次々に前に出て話す講師は、その話を聴いている私達庶民とは態度が違います。
 背筋も真っ直ぐで、均整とれた体型で、眼も輝き、自信ある話し方、人間のオーラとはこれを言うのだと感じさせる態度でした。
 特に女性は、写真でみせる昔の本人とは同じ人物とは見えない程生き生きしています。
 お金の力を、これだけ人間を変える力を、見せ付けられました。

 一昔前のマルチ商法では、自分でお客様を開拓し、対面してPRし販売し、代金の回収もするし、在庫負担もするようで、儲けるのはピラミッドの上部のものだけだと、私の常識は理解していました。

 現代のマルチ商法は、インターネットで様変わりでいい方に変わっているようです。

 ホームページとメールで一方通行のPRをします。それに興味を持った人は自分の意志で申し込みをする。メーカーあるいは商社が注文をうけ配送代金回収もして、PR費用をホームページ主に払うようで、人と話すことの不得意な人でも出来るのが好まれているように感じました。

商品もすばらしいようで、私も欲しいものでした。
 私も仲間になりたいと思いました。

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怒った振りする人をなだめる

2005-04-12 15:44:53 | Weblog
日本の子供は気に入らないことがあると、すねる・怒る・泣く・わめく・引きつけを起こす などの作戦を無意識のうちに立てて、行動します。 これは「甘え」であり、親がそれらの行動に反応することを期待しています。
 我が家でも、赤ちゃんのころから、泣けばあやし、泣かせないようにしていました。
 子供が泣くのは親の責任とされ、泣かせないように抱っこしおんぶして育て、腫れ物にさわるように大事に扱います。


● 日本は怒らない社会
 日本人はそんな風に皆育てられていますので、感情を出して怒ることは子供のすることで幼いと見ます。 大人は感情を腹の中に収めることの出来る人だと考え、それが身について、普通の生活場面では不快なことに眼をつぶるのが、大人の対応とされています。(私だけかな)
 厚かましい日本人の中には、怒り・わめいて他人を動かそう、それが一番の作戦と考える人達もいます。人権団体・組合・共産党・暴力団の活動の形です。 なだめてもらおう、いい対応して貰おうと大声を出し すねた行動をとります。

 それに対する役所側の扱いは、怒りをなだめる方向で相手の言う事の半分をきく事になっています。

● 中国・韓国での怒り
 中国・韓国に旅行したことのある人は、自分の目で見て、感じたことがあると思います。
 大声をだして相手を脅すのは、不都合を感じた時、中国人 韓国人がまずとる行動です。
 
 飛行場のカウンターで相手を殺しそうな鋭い大声を男が張り上げています。  間違いがあっての予約の不都合でしょうが、日本人の私には「どうかしてやれよ、あんなに言っているのだから。聞いている第三者も不快になる」と思います。 カウンターの中にいるグランドホステスは、落ち着いたものです。いつもの 当たり前の出来事なのです。

 竹島の問題だって、南京の日本人留学生の下劣踊りだって、教科書問題でも、靖国神社だって、怒り声を張り上げるのは、空港カウンターの男と似たようなものに思えます。
 
 日本人は空港カウンターのホステスより甘チャンだから、怒って見せれば、対応してくれると、過去の政府会談で、中国も韓国も学習しているのです。
 竹島に対する韓国のデモ、国旗燃やしなど、彼らは怒った振りをして、楽しんで集まっているのです。ちょうど私たちが反米デモ・ハガチー事件で楽しんだように。

● 若者(ホリエモン世代)への期待
 
 団塊の世代以上の年寄りは、中国・韓国に対する罪悪感を植えつけられており、中国・韓国の怒りのポーズに過剰に反応します。
 団塊二世・31才世代は、学校で習うだけで、在日朝鮮人のみじめな生活を実際にみていませんから、旧世代とは反応は違うでしょう。
 政府・外務省は若い世代に早く権限委譲し、怒ればなだめる対応から脱却することを志しましょう。

 日韓関係が壊れても、日本に何の影響があるのでしょう?
 子供が怒るとき、愛情があるからこそ、親は不快な気分になります。
 隣の子供が怒っていても、どういう影響もありません。放って置くのが一番と思います。

 NHKのアナウンサーは、ニュースを伝えた後「日韓関係が危ぶまれます」とかコメントしますが、何も言わないほうが好いと思う。韓国のことも中国のことも報道する必要もないのです。


子供が泣いているのを、意識して無視するのは、精神力がいります。
 あやしたり、抱いたりするほうが楽ですけれど、教育するつもりで知らん振りをして、自分の精神力鍛錬も心掛けましょう。

 向こうがいくらデモを大掛かりにやろうと、報道もせず知らん顔がいい作戦とおもえますがどうでしょう!
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地震に強い地盤

2005-04-12 15:35:48 | Weblog
福岡県西方沖地震で、震度6の玄界島は全島避難となる被害を受けた。 震度5と発表された北九州市では、まったく被害はなかった。
 トヨタも日産も苅田に工場を作ったが、震度5でこれだけかと安心したことだろう。

 私は元ゼネコンの土木技術者で北九州市内で5ヶ所の工事を担当しました。 その頃勉強し、頭に染み付いた地質状況について話します。

● 3本の火山帯が交差している。
 学校で使う地図帳の表紙見返しに日本地図があり、赤いみみずのように冨士火山帯・阿蘇火山帯などが書き込まれてありました。 日本は火山帯の上に在るのだと実感するものでそれらの名を覚えたものです。
 北九州では、古琉球火山帯・白山火山帯・琉球火山帯の3本が交差しており、本来ならば大きな火山の在る場所ではないかと、子供心に思いました。

 昭和28年の水害では、北九州の山はあちこちで崩れ、緑の山肌に茶色の崩れ痕が、門司から小倉にかけて特に目立っていました。

 関門橋の取り付け道路の大積・黒川工区で北九州都市高速道路と九州道をつなぐ短いトンネルも工事に含まれていました。
 そのトンネルの地質はひどいもので、発破が掛けられないほどもみくちゃにされていました。

 地下深くはどうだろうと思っていましたところ、新幹線の関門トンネルを見学する機会がありました。そこは断層もない一枚岩の中のような花崗岩の立派な塊でした。

 北九州 特に半島状の門司―門司港は古い火山で隆起した場所ですが、そこに交差する2番目の火山帯がまた下からマグマを押し上げて、古い地層をぐちゃぐちゃにしながら山を作った。それが崩れやすい北九州の山であり、水害に弱いのです。

 三つめの火山帯は塩基性岩(さらさら流れるハワイのような岩です)をかなり広い範囲に分布させました。小倉・八幡・戸畑・若松から白島沖へと広がった関門亜層群と呼ばれる地層です。

市内のあちこちで、基礎杭を打込みました。だいたい20メートルで打ち止めになります。 
 白島石油備蓄基地は施工の10年以上前に、調査しましたがそこで亜層群の言葉を覚えました。一つの火山活動ではなく、複数の火山活動でそれもマグマの種類も違い一つの地層とは言えないから亜層群などというのでしょう。
 
 全面に地層がつながっている訳でなく、筑豊炭田・小倉炭鉱のような石炭即ち水成岩のあるところに地下からマグマが押し上げながら固まったのが関門亜層群です。
 炭坑の跡地は、埋め戻しが悪く、鉱害で沈下しています。30年前は4階建て以上は建てられないとされていましたが、今は高いマンションが建つようになりました。 ここらは地震の影響がありそうで、怖いですね。

 小倉市内では、足立山麓に国鉄添田線が走っていました。富野・砂津・足原・黒原そして城野で現在の日田線になります。
 鉄道に影響の出るところは石炭を掘ってはいけないとされ、足原の交番から山の手は手付かずです。

 日本全体の地層の成り立ちは、太平洋プレートが大陸棚にぶつかり日本海溝から大陸の下へもぐり込む力に、押され引かれ出来たものですが、北九州にも多い石灰山は、太平洋プレートに乗って南の海からはるばる移動してきた珊瑚礁が日本海溝に落ち込むことが出来ず日本列島に引掛かって取り込まれた島だそうです。 裏門司の小野田セメントの山・平尾台・香原岳は山の形のまま、移動してきたと考えるとすごいエネルギーですね。  それに比較すると地震のエネルギーなんか鼻くそですが、その地震に怯えているのですから人間は小さいですね。

 石灰山は一塊で移動してきたのですから、断層もなく地震に強いと思えます。
 裏門司小野田セメント山と平尾台の間の平地(小倉北・南区)は揉まれてぐちゃぐちゃの地層であっただろうと想像しますが、その割れ目も第2・第3の火山帯から噴出したマグマで、溶接されたような強いものになっているように思います。

 大阪で阪神高速道路の基礎工事にも従事しましたが、沖積層は100メートル以上ありました。天満層と呼ばれる砂利が1メートルくらい積もった地層が地下30メートルで支持基盤でしたが、油断してこれを打ち抜いてしまうともう止まりはありません。 これに比べると北九州の基礎はがっちりしていてうれしいですね。

 地震の怖い関東・中部の方々、北九州へ移転するのが一番の地震対策ですよ! 人口も減りつつあり住む所も十分にありますよ。
 北九州は、台風も少なく、交通の便もよく、やくざもホームレスも少なく、次の時代の発展の要素もあります。


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幸せだなあ

2005-04-07 17:10:53 | Weblog
 年とって記憶がはっきりしないのかも知れませんが、昔の不快な気分、泣きそうな気分、つらくて自棄になる気分、腹が立ってイライラする気分を想い出そうとするのですが、そんな気分には、なれません。
 具体的な出来事は考えると、ああだった こうだったと出てくるのですが、不幸だった 悔しかったとは感じられず、失敗や苦労そのものが楽しくも思えるのです。

 そんな事を書くと「死ぬ前にもう仏様になっている」と言われそうですが、同じ年66才にそんな感じは無いかときいてみたいものです。
 アンケートをつくり、若い人から100才まで、「昔の嫌な気分を想い出して味わえるか?」と訊いて見ると、ある年齢からそれが出来なくなると統計がとれ、その年令が頭の更年期だなどと、心理学の卒業論文になりそうに思います。

 『幸福とは何か?』と言う問いに自分なりの答えをみつけようと、本に書いてある文章をカードに抜書きし、結構な数を集めたことがあります。

 HCI(感性トレーニング・人付き合いの勉強会)のゲストイベントで、講師の柳田由紀枝さんがいいました。
 「人間は誰でも幸福になりたいと願っている。幸福には四つの側面がある。なんと思いますか?」 
 「そうですね。①健康②お金③愛情ですね。後の一つはなんでしょう。どれ一つ欠けても幸福にはなれません」
 屁理屈屋の50才の私は言いました。
 「今以上に幸福になろうと思わないこと!」

 柳田さんのマニュアルには、そんな答えはなかったのでしょう、「前向きに考えてください」と言われて、退けられました。
 ④自己実現がそこでは正解とされました。

 アウシュイッツ収容所から生還したユダヤ人哲学者フランクルの文章を昨日インターネットのメルマガで見つけました。
 「幸福の追求は自己矛盾であり、幸福を妨げる」と言っています。
 幸福を求めれば求めるほど幸福は逃げていくと言うのです。
 「そうだ。そうだ。その通りだ。前向きに向かうだけでなく、後ろを振り返り 一歩留まって自分の作り出した環境を確認し、それを楽しむことが、幸福の元だ。足元を無視し先ばかり見れば幸福感は感じないだろう。そこをあのゲストイベントで、私も言いたかったけれど言葉で説明する能力がなかった」と思いました。


サイエントロジー(アメリカ人 ロン・ハバートの作った宗教的修養団体)で勉強した時、OCAテストを受けました。200問の問題にyes no どちらとも言えない とチェックをします。 その回答によりグラフを描いて『貴方の傾向(性格)はこうだ』と説明されました。

積極的                                   消極的

計画的                                   無計画

とかの物指しがあり、回答内容で 積極度が80点とか30点とか決められるのです。
 左端の欄に幸福と書いた物指しがありまして、右の欄には反対で不幸と書いてあるだろうと思ったところ、意外な単語がありました。
 そこには、抑圧とありました。

幸福                                     抑圧

 「へぇー そうなんだ。アメリカ人はこんな考え方をするのか」
 「自分のやりたいことがやれるのが幸福 自分のやりたい事を何かの力が働いて止められる すなわち抑圧を幸福の反対と考えているのだ」
 
 アメリカ人が『自由』『自由』と言う気持ちが判った。 日本で使われる「自由」とは違う。そこを認識していないと子供の教育も出来ない と思いました。
 日本では「自由」とは「自分の好きなようにする権利」とされているようで、
「自分のしたい事を妨げられない」と言うアメリカの意味とは違うと感じたものでした。
 
 そして幸福とか抑圧というのは、具体的な他からの行動や置かれた状態を意味するのではなくて、自分の感じている感情を意味する言葉と理解したい。即ち  開放された感覚が幸福であり、他を気にして行動できないというプレッシャーを感じるのを抑圧と表現している と私は思う。

 昭和20年戦争が終わって開放感を感じ、世の中全体が明るくなった。
といわれますが、その時の感覚がそのまま幸福だったのだろうと思います。
 戦争の不安と強制 抑圧があって、それがなくなって幸福を実感した。
 そういう根本の幸福を理解している人が、本当の大人といえそうです。
 私達戦後育ちが、大人になれず、本当の幸福を味わった気がしないのは、大きな抑圧を受けていないから、即ち坊ちゃん育ちだからでしょう。

 また戦後 解放がもてはやされ、中国の人民開放軍の名のように、解放がつくのは、開放=幸福 と頭の中で定義されているからではないか。

 今66才になって私の理解する幸福は、脳内快楽ホルモン βーエンドルフィンが出ている事だ。それも麻薬とかを使うのではなく、自分の活動・行動によって自然に産生されることが幸福感のもとだ。上原春男先生の言われる脳細胞が活性化するときも、このホルモンがあるのだと思っています。

 私が今迄で一番幸福感を味わったのは、三菱化成 第2埠頭の工事が終わり、何日か独りで残務整理をしている時です。
 現場事務所の陽の当たる窓際の自分の机に座りぼんやりとしている時でした。
 はじめて責任者となりましたが、主任とかの役職はなく、おろおろしながら仕事をし、終わるまで、何かと不具合の多い現場で、終わった時 「もう何もせんでもいいのだ。ほっとした」と実感したときでした。
 
 「My Way」の歌でシナトラが言うように、人生の終わりのカーテンが閉まろうとする時、「もう何もしないでいいのだ。俺なりのやり方でうまくいったじゃないか」と幸福感を味わえるでしょうか?


昭和33年ころ 三笠世界文学全集でケッセルというフランス人の「幸福のあとに来るもの」という全3巻の長い小説がありました。
 渡辺淳一の書くエロ小説の原型のようなもので「幸福とは、才能ある美男子がお金に不自由せず、頭の良い美女と楽しく過ごすこと」と定義されているようで、その幸福にも飽いてしまった主人公はそのあとどうする と言う話でした。 結末は忘れましたが、book offで探して読んでみましょう。

 幸福とは幸福になろうとか考えなくて、お金儲けでも、仕事でも、勉強でも、スポーツでも一所懸命になっていて、エンドルフィンが出ている状態。 
 幸福でない状態とは、自分が本当にやりたいことを、自分でやってはいけないと思い込んで鬱々としている状態 即ち 抑圧を自分自身で作りだしている状態と解釈します。
 親の反対・身体のハンデ・貧乏など、実際の外からの規制・抑圧ははねのける目的となるものであり、幸福になるための条件・アクセサリーであると考えたいものです。
 ゴルフで、自分の腕ではなぜか丁度 ボールの飛んで行くところにあるバンカー、それが不幸(外部からの抑圧)だと、考えることが出来れば、人生も変わるでしょうね。



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アビエィター

2005-04-05 11:42:44 | Weblog
 ハワード・ヒューズの伝記映画です。
 私より33才年上ですが、映画「ならず者」「ジェット・パイロット」など封切で見た私としては、同じ時代を生きていた英雄だ と言うイメージがありました。
 キャロル・リードに、「落ちた偶像」という作品がありますが、その題そのままに私の頭のなかの英雄は丸裸にされてしまいました。
 「アビエィター」のスクリーンで デカプリオがいらいらした表情を見せますと、そのまま私の気分になります。

 英雄を貶(おとし)める映画は21世紀という時代の観客の要求でしょうか?
 20世紀には、なんでもない普通の人を、映画のなかで試練を与え成功させ 英雄にして、観客に感情移入させて感動をあたえるのが、小説や映画の筋でした。
 B級映画と評論家から腐(くさ)されても、西部劇や時代劇は、安心して観ることが出来るのも、水戸黄門が今でももてはやされるのも、そんな筋だからです。

 デカプリオも暗い表情で精神異常の天才を演じています。 今後 他の映画に主演したとき、デカプリオはこの映画の狂人と重ね合わせて見られ、人気が落ちるのではないかと感じるほど華やかさのないストーリーでした。

 真面目に役を演ずるほど白けて、痛快な人生を送った英雄を、金にまかせて勝手なことをした人と印象づけています。
 
 アメリカの数少ない現代の英雄を汚してしまいました。
 映倫の審査のシーンがあり、「ならず者」が露出過多で不合格になりましたが、実際の現代の映倫は、「アメリカ人への侮辱だ」と上映禁止にすべきだった映画です。

 ハワード・ヒューズを歴史上の人物だとおもっている若者は、こんな風に考えるのではないでしょうか?
 「金を持つと頭がおかしくなる」
 「世のリーダーもこんな欠点・弱点を隠している」
 「金持ちのくせにそれを楽しく使いきらない下手な奴」
 「規制緩和すると金に任せて不道徳な男が勝手なことをする」
 「女性差別のひどい男だ」
 
 せめて敵役を悪く書き、根性悪の女性をだせば釣り合いもとれるでしょうが、皆プライドを十分持ったやり手の男・男に頼らない独立した女としているから、ピントの呆けた何を言いたいか判らない映画になりました。

映画のなかで 『私は金に興味がありません。それは金を腐るほど持っているからです』とヒューズはキャサリーン・ヘップバーンの母親に言い顰蹙をかいます。

私(渡邉)が今愛読しているメルマガ「何もしないで月50万円!インターネットで 幸せにプチリタイヤする方法」の著者 石井貴士さんは言います。
 「私にとって生きるうえでの最重要課題は、『明日も自由に生きられるかどうか?』である。パーとお金使って遊びまわることではない。 お金持ちになって、自分が傲慢になってしまうことのほうが、私の望むところではない」

 ハワード・ヒューズも石井さんのような考えをしていたら こんな映画はできなかったでしょうね! 

 私はこの映画は楽しくなかった。
 ハリウッドは小説家・脚本家を育てなくては!
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