ただお前がいい / 小椋佳

2021-04-28 01:24:54 | 小椋佳
ただお前がいい / 小椋佳



オリコンで新譜を聴いて書いていた紹介記事、その影響でしょうか、コンサートなど殆ど行くことがなかったマスター。

そんなマスターが出かけた数少ないコンサートが小椋佳。

作曲も好きでしたが、詩に魅せられました。

作詞家でありながら作詞家らしくない詩に惹かれたのでしょうね。

ただお前の詩がいい・・・



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小椋佳/さらば青春

2021-04-27 10:46:32 | 小椋佳
さらば青春 小椋佳





皆様、お久しぶりです。

正直言いますと、ブログから「さよなら」しようと思っていたのです。

落ちていく日本、それを止めようとしない政治体質に飽きてきていたからです。

しかし、「さよなら」の4文字よりも「ありがとう」の5文字を選ぼうと思い、また更新することに。

更新しなくても毎日訪問して頂いている皆様への「ありがとう」、こちらが大事、そんな気持ちを持たせて頂ききました。

「ありがとう」・・・


さて、

青春は単なる人生の花盛りではなく、来るべき結実の秋への準備の季節である (竹腰与三郎)
                         
青春…人それぞれに、想い出があるでしょう。
こころのかたすみに、ぽつんといる青春。

青春に、バカヤロ~って叫んだ人も、青春に、さよならではなく、こんにちわ~♪って、愛想を振りまいた人もいるのでしょうか。(笑)

でも、なんの挨拶もしないままに、あれ?いつのまにか、通り過ぎてしまっていた…というお気の毒な人もいるのかもしれません。(笑)

僕は 呼びかけはしない
遠く すぎ去るものに
僕は 呼びかけはしない
かたわらを 行くものさえ


呼びかけたって、青春は立ち止まってくれません。
いま、あなたが呼びかけて、立ち止まってくれるのは、ご近所の奥さんくらいです。(笑)

下手をすれば、自分の連れ合いも、自分の子供も、立ち止まってくれません。(笑)
えさを持ってれば、ひょっとしたら、犬や猫くらいは立ち止まってくれるかも知れませんが、それでも逃げられたらショックが大きいのでやめましょう。(笑)

だから、あのとき、青春に呼びかけていたら、青春はひょっとして、立ち止まってくれたかも…なんて、無駄な後悔はしないようにね。(笑)

…でも、青春って、いったいなんなんでしょうね。


  青春とは人生の或る期間を言うのではなく、
  心の様相を言うのだ。
  優れた創造力、逞しき意志、燃ゆる情熱、
  怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
  こういう様相を青春というのだ。

  年を重ねただけで人は老いない。
  理想を失うときに初めて老いがくる。

  歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失うときに
  精神はしぼむ。

  苦悶や、孤疑や、不安、恐怖、失望、
  こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ
  精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

  年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に
  抱き得るものは何か。

  曰く 驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、
  その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、
  事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて
  止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
  人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
  希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。

  大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、
  そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは
  失われない。

  これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の
  奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固く
  とざすに至れば、この時にこそ人は全くに
  老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。

                     作詩:Samuel.Ullman
                     訳詩:岡田義夫


青春をテーマとした詩の中の定番といっていいほど有名なサミエル・ウルマンの「青春の詩」です。

なるほどなぁ~。

そうだよねぇ~。

(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

そして、この詩にうなづく頻度に比例して、やはり、青春から、確実に遠ざかっているのです。(笑)

見るがいい 黒い水が
抱き込むように 流れてく


青春時代が、必ずしも清流ではなかったことは、改めて、振り返り見るときに、気がつきます。
虚心坦懐に、見栄を捨て、虚飾を捨てて、改めて、振り返って見れば…。

よどみなき…、しかし、濁流であったこと…。

…にもかかわらず、やはり、青春時代が美しく思えるのは、そのすべてを押し流す力と、未来へという方向を持つベクトルが強大であったからでしょうか。

少女よ 泣くのはお止め
風も木も 川も土も
みんな みんな たわむれの 口笛を吹く


少女が女となったときに、いつ果てるともしれなかった涙は、やがて潮が引くように枯れていきます。
いえ、もちろん、単に、年とともに、潤いがなくなったからや…などとは申していません。

…こころで思っていたとしても…。(笑)

見るがいい 黒い犬が
えものさがして かけて行く


少年が青年になったときも、腹を空かせた野良犬がえもの求めて、あてどもなく駆け回るのをやめて、首輪につながれて、ドッグフードを食らうことをよしとするような感じになります。

もっとも、駆けるのをやめたから、首輪につながれたのか、首輪につながれたから、駆けるのができなくなったのかは、定かではありません。(笑)

少女よ 泣くのはお止め
空も海も 月も星も
みんな みんな うつろな 輝きだ
ラララ……


風も木も 川も土も 空も海も 月も星も…
つまりは、万物すべて、たわむれであり、うつろであるということです。

ということは、やはり、この歌は、諸行無常、色即是空の世界を歌ったものだ…ということですから…、やはり…、さらば青春…なんです。d(^-^)ネ!

まあ、この歌詞の意味が理解できる頃になると、涅槃も近い?…んなことはないですね。(笑)

ですから、せめて、そのような方は、「さらば青春」と言わずに、「いつでも青春」と言いましょう。

この番組は、あなたのこころの健康に奉仕するサプリメント「みゅーじっくふうちゃんねる」の提供でお送りしました。(笑)




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