故郷ごころ

2024-04-24 02:54:14 | 森昌子
森昌子


私に故郷が ふたつ出来ました
生まれた町と あなたです
好きだから 好きだから
今すぐ逢いたい 帰りたい
募るこの想い 女のまごころを
届けて欲しいの あなたに あなたに・・・






望郷の詩句として名高い室生犀星(むろうさいせい)の「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」・・・。

実はこれ、遠方にあって故郷を思う歌ではなく、犀星が郷里の金沢に帰郷したおりに作られた詩だそうです。

東京で思うにまかせぬ暮らしを強いられ、懐かしい故郷に帰っても温かく受け入れてもらえない、その悲哀、郷里への愛憎半ばする思いが

「遠きにありて……」の言葉となったとか。

故郷とは時に複雑な思いを呼び起こす場所で、遠きにありて思うか、帰って父母や旧友と親しむか、思いは千々(ちぢ)に乱れるものかも知れません。


ところで、今年消えそうな政治家が二人います。

小池東京都知事と吉村大阪府知事。

小池さんは勿論「学歴詐称」。

そして吉村さんは、「万博問題」。

一度消えた政治家がカンバックするのは難しいもの、お二人様、政界から離れ「ふるさと」に戻られては。(笑)






































































































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下町の青い空

2023-09-26 00:11:36 | 森昌子
森昌子 下町の青い空



下町の青い空 空を写して
川が行く 川が行く
ランランラン…
悩みに胸がくもる時
明るい声で子守唄
うたってくれる 母さんの
ああ 母さんの 川が行く

下町の格子窓 窓に小さな
花が咲く 花が咲く
ランランラン…
祭りの笛がひびく頃
袂に抱いた夢ひとつ
わかってくれる 友だちの
ああ 友だちの 花が咲く

下町の細い露地 露地に笑顔の
灯がともる 灯がともる
ランランラン…
暮しの風がしみるとき
明日があると温かく
ささえてくれる 恋人の
ああ 恋人の 灯がともる



この歌(曲)を聞いていると、そこに時代の安定性のようなものを感じます。

歌の中に時代を映す影がありません。

時代に不安定さがなく、人々が安心しきってその中で生きている・・・そんな感じでしょうか。

それに比べ、・・・ああ 今の時代の不安定さ。(苦笑)









































































































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どんぐりッ子 

2023-09-25 22:30:41 | 森昌子
森昌子 



あこがれの住む街に 雨が降る
ふるさとの空が 遠くなる
つらいけれども 歌おうよ
明るい声で こころの歌を
虹はかがやく 七色に
雨が晴れたら
寂しさに 耐えて行けば
いつか花も咲く 
ただひとり.歌いながら
明日の道へ歩こうよ
・・・・・・・・・・..



田舎娘のお手伝いさん(織本はつ)と、親の愛情に恵まれない都会の子供(加治木家の次男の勝美)との友情物語「どんぐりッ子」は、森昌子さんの

「芸能生活五周年記念映画」として1976年公開されました。

この作品、もともとは1954年に「小説新潮」に掲載された由起しげ子の「女中ッ子」が原作で、映画としても同タイトルで日活から1955年公開されています。
 
(織本はつは左幸子、加治木勝美は伊庭輝夫が演じています)

そういう意味で、「どんぐりッ子」は「女中ッ子」のリメイク版ということになるわけですが・・・

ところで、「どんぐり」と言えば童謡「どんぐりころころ」が浮かんできます。

どんぐりころころ ドンブリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て こんにちは
坊ちゃん一緒に 遊びましょう

どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた

この「どんぐりころころ」の作詞者は、故 青木 存義(あおき ながよし)さんです。

青木さんの家は今で言うセレブ家庭、広い敷地の中には、ドングリの木があって、池があって、そこには、ドジョウもいたそうです。

ですから、この歌詞、青木さんの子供時代と重なるようですが、突然の終わり方が、気になります。

そこから想像するのですが、もしかすると、この「どんぐり」というのは女中さんか丁稚さんでは?、そう考えると納得出来ます。

どんぐりが坊ちゃんで、ドジョウが奉公先の人。
 
池が奉公先で、坊ちゃんを奉公に出します。
 
大変だ!と坊ちゃんは慌てますが、奉公先の人は坊ちゃんをかわいがってくれました。
 
坊ちゃんも、しばらくは良かったんですが、「やっぱり、家に帰りたい!」と泣いてしまったので、奉公先の人は困ってしまった。

なんて・・・

突然、終わってしまうのは、坊ちゃんに、自分の人生、その後の人生を、考えてみてほしい、というメッセージかな、と受け取りました。

周りの人から、愛情を受けているという事実、ただ、泣いても何も変わらない、ということ。

甘えているだけでは、どんぐりのまま。

そこから、しっかり根をはって、どんぐりがたくさんなる、大きな木になってほしい!!と、勝手に解釈してみました。


















































































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ふるさと日和 

2023-07-06 03:22:12 | 森昌子
ふるさと日和 森昌子



あの人に逢いたくなって
あの人のふるさとへ来たの
ふるさとへ来たの
思い出ばなしはいい匂い
私を包んでくれるから
なんとなくぬくもる ふるさと日和(びより)

遠い日の夢追いかけて
懐かしい裏山へのぼる
裏山へのぼる
遊んだ仲間はどこにいる
涙が心を駆けて行く
風ひとつ優しい ふるさと日和(びより)

わらぶきの屋根さえ見えず
歳月にふるさともかわる
ふるさともかわる
けれども訛(なま)りがあたたかい
あいさつ言葉もあたたかい
あのひとによく似た ふるさと日和(びより)

安らぎに逢いたくなれば
いつか又ふるさとへ来よう
ふるさとへ来よう
つかれた心にしみじみと
季節の眺(なが)めがしみるだろう
 その日までよろしく ふるさと日和(びより)




日和の正しい読み方は、「ひより」「びより」どちらなのでしょう。
 
結論から言ってしまうと、日和の正しい読み方は「ひより」だそうです。
 
ただし、日和は「小春日和(こはるびより)」のように、他の語の後に付いたときは「びより」と読むことが多いのだとか。

ですから、この歌のタイトルは「「ふるさとびより」。

意味は「空模様。天気。特に晴れた良い天気のこと/何かをするのにちょうど良い天気のこと。




























































































































































































































































































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信濃路梓川 

2023-07-03 15:47:12 | 森昌子
信濃路梓川  森昌子  





かなかな鳴いてるひぐらしが
心にしみこむ 昼下り
信濃路 梓川 ひとり旅
竹籠を 背負ったおばさんが
日やけした顔をほころばせ 話しかける
ふと浮ぶやさしい あのひとの顔

短い夏の日おしむよに
コスモス垣根に もたれてる
信濃路 梓川 ひとり旅
笹船を流して届くなら
私にも想い届けたい人がひとり
ふと浮ぶやさしい あのひとの顔

緑の風吹く縁側に
古びた時計が 刻をうつ
信濃路 梓川 ひとり旅
何時の日かふたりで 来ませんか
絵はがきに書いて送ります こいごころ
 ふと浮ぶやさしい あのひとの顔 




梓川(あずさがわ)は、長野県松本市を流れる信濃川水系犀川の上流域を示す別称で、市の北西に位置する飛騨山脈(北アルプス)槍ヶ岳に源を発し南流し、

上高地で大正池を形成し、梓湖(奈川渡ダム)に注いでいます。

厳しい自然の隙間を流れる、ロマンとのどけさを感じさせる川、梓川。

長野は美しい山々が多く、特に北アルプスと日本有数の景勝地でもある上高地を流れる梓川の美しさは旅をした事がある方なら、必ず誰かに伝えたくなります。

この歌は1人旅をしていた女性が、そんな感動をいつか好きな人と一緒にともにしたいという明るい歌、森昌子さんピッタリの曲です。







































































































































































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バラ色の未来

2023-03-02 09:24:48 | 森昌子
バラ色の未来(森昌子)




バラ色の 未来があるから
別れの時に 私は泣かない
幸せな 思い出抱きしめ
ありがとうと ひとこと言うだけ
人生は 絶えまなく
なにかが終わり なにかが始まる
それが生きるということ
バラ色の 未来の空へ
私は飛び立つ 青い鳥になる

バラ色の 未来があるから
あなたの後を 私は追わない
あなたこそ 私の生きがい
私のすべて いのちあるかぎり
また今度 生まれたら
あなたと恋を するかもしれない
愛は終わりのない夢
バラ色の 未来の空で
私はうたう 青い鳥の歌

バラ色の 未来の空へ
私は飛び立つ 青い鳥になる




17歳中学侵入切りつけ60歳教員けが

大阪の病院、車突っ込む女性2人死亡

自宅に放火容疑、26歳消防士逮捕


今朝の新聞社回覧の記事です。

バラ色の 未来、・・・見たいなぁ。(笑)


































































































































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森昌子「弧愁人」

2023-02-27 21:16:02 | 森昌子
森昌子「弧愁人」




祭りが過ぎたら町に
残るものは 淋しさよ
花火が消えたら空に
残るものは 淋しさよ
愛は風さ 激しく吹いて
何処かへ消えるよ だから人の
こころは孤独 涙の愁い人
花は咲いて 小鳥は啼いて
その命 終るのさ
みんな独り 私も独り
これが生きる さだめ
ときめきうすれた胸に
残るものは 切なさよ
信じて別れた 恋に
残るものは 切なさよ
愛は星よ ひと夜を誓い
夜明けに果てるよ
だからいつも この世は無情
寄り添う人もない 夢は醒めて
願いは途切れ 肩に降る枯れ落葉
みんな独り 私も独り
これが生きる さだめ
愛は風さ 傷跡残し
何処かへ去ったよ
だから胸に悲しみまとう
私は愁い人
花は咲いて 小鳥は啼いて
その命 終るのさ
みんな独り 私も独り
これが生きる さだめ




弧愁(こしゅう)・・・

弧愁とは、ひとりでもの思いにふけることです。

同じ(こしゅう)でも、三浦瑠璃の場合は「固執」。(笑)









































































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森昌子 夕笛の丘

2023-02-27 02:47:22 | 森昌子
森昌子 夕笛の丘




淡いりんどう 咲く道で
小指の傷を くちびるに
そっとふくんで くれた人
夕笛やさしい 黄昏は
どこかで恋が はじけそう
よりそう影も 絵のようね
夕笛 夕笛 もいちど
聞かせて下さいな

遠い谷間の 百合の花
わたしの胸に とどけては
夢をいくつも くれた人
夕映えそまった 黄昏は
何処かで風が 唄ってる
幸せすぎて こわいけど
夕映え 夕映え もいちど
一緒に見上げます

別れ淋しい 茜雲
空いっぱいに 好きですと
飛ばしてみたい 紙風船
夕月愛しい 黄昏は
どこかで恋が 燃えている
やさしく髪を 抱きよせて
夕月 夕月 もいちど
あなたと歩きたい










































































































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なみだの桟橋 森昌子

2022-12-13 03:33:55 | 森昌子
なみだの桟橋 森昌子




どこへ行くとも 言わないで
夜明け あの人 船の上
雨のデッキに 眼をこらしても
溢れる泪で 何にも見えない
わけをきかせて くださいと
叫ぶこの声 ドラが消す
行かないで 行かないで 行かないで

寒さ間近の 波しぶき
夜明け桟橋 雨しぶき
こんな時間に 出て行く船に
あの人希望を かけたのだろうか
だけど私は どうするの
何もおしえず 行くなんて
行かないで 行かないで 行かないで

ぼくの故郷は 君の胸
いつもあの人 言っていた
いつか夜明けに 帰って来ると
ひと言きければ こんなに泣かない
私いつまで 待ちますと
船につたえる 束の間を
行かないで 行かないで 行かないで




森昌子さんが演歌歌手としてのデビュー曲にあたるがのこの曲。

ぼくの故郷は 君の胸・・・

森進一さんとの結婚は10年後、しかも、1年半の交際を得てですから、この「ぼく」は進一さんではありません。(笑)












































































































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