同意得られ平成22年4月に
魚沼市教育委員会では、児童数が少なくなってきている下折立の東湯之谷小学校(児童数54人)を井口小学校(334人)と統合することについて保護者や地域と協議してきたが、このほど平成22年4月に統合することで合意が得られ、今後統合に向けて具体的な協議に入ることになった。
市教育委員会では、より良い学校規模や学校環境を再構築するため平成18年12月に市立学校通学区域再編計画(案)を策定、これに基づいて児童、生徒数の少ない市内の3校について適正な学校規模の実現に向けて保護者、地域と協議を進めてきており、これまでに守門地区の上条小学校と須原小学校が平成21年4月に統合することになっている。
東湯之谷小学校については、19年1月及び2月に井口小との統合を提案している同計画案を両校の保護者と地域に説明。これを受けて同学区では「東湯之谷小学校の将来を考える会」を同年4月に発足させ、子どもたちの将来を考えた教育環境のあり方が話し合われてきた。
その結果、今年4月には同校PTAから平成22年4月の統合などを示した要望書が提出されたことから、市教育委員会では6月と7月に両学区で説明会を開催、地域の同意が得られたことから、統合に向けて具体的な協議に取り掛かることになった。
統合により東湯之谷小の児童は22年4月から井口小学校に通学することになるが、同PTAの統合に関する要望書には「東湯之谷小が井口小に合併されるのではなく、統合して新たな小学校が開校するという基本的な考え方で統合協議を進める」ことなども要望されており、統合にあたっての当面する検討事項については今後、両校、PTA、地域の代表による協議会を設けて検討される。