KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

東大寺修二会(お水取り)、初めて内陣で見学

2012年03月11日 | 奈良あれこれ
生まれて初めて、東大寺修二会(お水取り)の内陣で「練行衆の行」を
見学させていただけることになりました。
1年前のあの日もおたいまつを見物しました。

東大寺二月堂修二会(お水取り)のお松明 - KOfyの「倍行く」人生 2011年03月


地元奈良の老舗の会長さまが入場許可のリボンを手配してくださいました。
終了予定時刻が1時半過ぎなので、近鉄奈良駅近くにホテルを予約しました。
ネットで日にち限定特別価格の部屋を見つけることができ、4500円で宿泊できます。(^^)v


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東大寺 公式ホームページ/修二会について

・お水取り その1その2


☆修二会
・正しくは「十一面悔過(けか)」の法会(ほうえ)
・毎年二月一日(旧暦)から十四日間勤修されたので「修二会」と呼ぶ
・悔過は、本尊の名を唱えながら、その姿や力を讃え、わが身を地に
 投げ打って罪障(往生・成仏の妨げとなる悪い行為)を懺悔し、
 禍や災難を除くことを祈願する法要。
・二月堂本尊「十一面観音菩薩」の前で行うので、十一面悔過と呼ばれる。
・『法華経』普門品の『観音経』(鳩摩羅什・訳)ではなく、
 『十一面神咒心経』(玄奘三蔵・訳)に基づくため、
 「観世音菩薩」ではなく「観自在菩薩」と唱えられる。

☆練行衆
・俗界を離れて修二会に参籠する僧を練行衆と呼ぶ。
・修二会の運営は、練行衆を中心とする参籠衆に委ねられる。
・東大寺開山で初代別当の良弁(689-773)の命日である12月16日、
 開山忌法要の行われる前に、華厳宗管長(別当)から
 翌年の練行衆11名が発表される。
・練行衆は、東大寺とその末寺の僧から選ばれる。

 【四職(ししき)】
   和上(わじょう)   練行衆に戒を授ける(3月1日と8日)
   大導師(だいどうし) 最高責任者として修二会を指揮
   咒師(しゅし)    密教的修法(神道的作法も)を行う
  堂司(どうつかさ)  修二会の進行役

 【 平衆(ひらしゅ)】
   北衆之一(きたのしゅのいち)  平衆の統率役。総衆之一(そうしゅのいち)とも
   南衆之一(みなみのしゅのいち) 平衆の次席
   北衆之二(きたのしゅのに)
   南衆之二(みなみのしゅのに)
   中灯(ちゅうどう)       書記役。かつては複数だったので中灯之一とも
   権処世界(ごんしょせかい)   処世界の補佐役
  処世界(しょせかい)      雑用役

■2012年の練行衆

 和上    筒井寛昭(龍松院住職)
 大導師   狹川普文(北林院住職)
 咒師    橋村公英(正観院住職)
 堂司    田方広真(景福寺 福岡県鞍手町 住職)
 北衆之一  鷲尾隆元(地蔵院住職)
 南衆之一  上野周真(真言院住職)
 北衆之二  尾上徳峰(祥明寺 熊本県荒尾市 住職)
 南衆之二  池田圭誠(金龍寺 副住職)
 中灯    佐保山暁祥(宝珠院住職)
 権処世界  筒井英賢(新禅院住職)
 処世界   中田定慧(新薬師寺徒弟)



■東大寺修二会(お水取り)主要行事時刻表【3月13日】
  ※日によって時刻が違います。

・12時     食堂作法
        日中上堂・内陣掃除
・13時     日中
        内陣掃除
        日没(にちもつ)
・14時     例時作法
        内陣掃除
        下堂・入浴・仮眠
・17時     処世界上堂   <平衆の処世界が初夜勤行の準備のために先に上堂>
・18時終頃   三度の案内
・19時     初夜上堂(松明10本:おたいまつ)
        初夜
・20時     大導師作法
        (神明帳)  <奉読による勧請に応じ、諸国の神々が次々と二月堂に来臨>
・21時     内手水
・22時     咒師作法
        半夜
        内陣掃除・本手水
・23時     走りの行法
         ・後夜の悔過作法の前に行われる。
         ・本尊十一面観音の11の面の内の頂上仏面を「南無頂上」「南無最上」などと礼拝
         ・須弥壇の周りを回りながら一人ずつ礼堂に出て五体投地する。
         ・だんだんと歩調が早くなり、はじめは木の沓(さしかけ)を履いているが、
          やがてそれを脱いでしまいはだしで走るようになる。
        香水(こうずい)授与
        <一般参詣者にも礼堂から格子を通して香水が分けられ、頂くと無病息災の霊験がある>
        後夜
・24時     大導師作法
        咒師作法(しゅしさほう)  
        <咒師が須弥壇を回りながら、清めの水(洒水)を撒き、印を結んで呪文を唱える>
・25時     達陀(だったん)の行法
         ・堂司以下8人の練行衆が兜のような「達陀帽」をかぶり異様な風体で道場を清めた後
         ・燃えさかる大きな松明を持った「火天」が、洒水器を持った「水天」とともに
          須弥壇の周りを回り、跳ねながら松明を何度も礼堂に突き出す所作をする。
         ・咒師が「ハッタ」と声をかけると、松明は床にたたきつけられる。
         ・修二会の中でもっとも勇壮でまた謎に満ちた行事である。
         ・1667年、だったんの行の残り火から出火し、二月堂が焼け落ちた。
        晨朝(じんじょう)
        下堂・就寝


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