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11月28日(水) 食べる人の立場に立ってモノを作る


 鍋物のシーズン。鍋のシメは雑炊かうどんかラーメン。ラーメンの場合、ちびまるこちゃんの絵が描いてある、東洋水産の鍋用ラーメンを使っている。これがけっこうおいしい。
 このラーメンで感心していることがある。写真のように袋の中に品質保持のための脱酸素材をいれてあるが、この脱酸素材が袋の内側に貼り付けてある。他の商品では、このような場合は中身といっしょにそのまま入れてあることが多い。
 うどんのダシを取る時は、昆布を水に入れ沸騰寸前で昆布を取り出し、鰹節を熱湯に入れるのだが、気をつけないと鰹節といっしょに脱酸素材が熱湯に入ってしまう。害は無いかも知れないが、化学物質が熱湯に入り、それを口にするのだから、あまり気持ちの良いものではない。
 このラーメンの場合、鍋の上で袋を開け、そのままラーメンを入れても脱酸素材が鍋に入らない。実に細やかな心遣いで製品作りをしていることがうかがい知れる。
 10月18日の日記でも書いたが、熔接材料の場合は現場の職人さんの立場、作業する時点に立って、また、このような食品の場合、食べる人の立場、今から食べようとする時点に立った製品作りをすることが大切。昨今盛んに問題になっている食品の表示のごまかしは、食品を送り出す側作る側に立った発想でモノ作りをしているから、あのような問題を起すわけ。食べる人、使う人の立場に立ったモノ作りをする必要がある。
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