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スターウォーズ エピソード3 シスの復讐


監督 ジョージ・ルーカス
出演 ユアン・マクレガー ナタリー・ポートマン ヘイデン・クリステンセン

 以前から欲しいと思っていた、この映画のDVDを手に入れた。これで、スターウォーズシリーズ全6作のDVDが手元に揃った。昨夜観た。思えば1978年の第1作「エピソード4」の日本公開から30年経った。ハリウッドでこういうSF映画が製作されていることは、SFマガジンの「トータルスコープ」のページや、ファンダムの噂で知っていた。
 小生はSFファンでありながら、SF映画には点が辛く、あまり良い点をつけたことがない。このジャンルには「2001年宇宙の旅」という、遥に仰ぎ見る巨峰が存在するため、どうしても判断基準が高くなってしまうのは致し方ないだろう。だから、「惑星大戦争」(SFマガジンで初めて紹介された時は、こういう題名の映画だとされていた)には、あまり期待はしていなかった。ジョージ・ルーカスという監督も知らなかったし。ところが日本公開に先立って、先に海外で観た友人がいた。当時まだ作家デビュー前で海外青年協力隊だった谷甲州である。甲州がいうことには、ともかく大変なスピード感の映画で、ものすごく面白かったとのこと。羨ましがらせやがって甲州め。
 そして1978年の夏だったと記憶する。SF仲間と大阪は梅田の紀伊国屋の大きなテレビの前で待ち合わせて観に行った。小生の記憶に間違いがなければOS劇場だった。「2001年宇宙の旅」もこの劇場で一人で観たが、感動のあまり腰が抜けて座席から立ち上がれなかった。ところが、スターウォーズの時は、お仲間みんなで思わず拍手していた。場内を見ると同じように拍手している連中がいる。どっかで見た連中だから、小生たちとは違うサークルのSFファンどもだろう。映画のあと、みなで飲みに行った。もちろん、今観た映画スターウォーズの話題で大盛り上がり。興奮しながらルークだソロだレイアだと、スターウォーズを肴に飲むわ食うわの大宴会。
 その後、「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」と、封切りされるたび、お仲間と連れ立って観に行き、観終わった後大宴会というパターンが続いた。このシリーズはこういう観方が正解ではないだろうか。
「ジェダイの復讐」でルークがジャバに処刑される寸前、R2がライトサーバーを空中に放り投げ、ルークがそれを受け取り、ジャバの手下をバッタバッタと斬り倒すシーンなどは、場内で拍手がおこり、「待ってました」の声がかかった。映画上映中にスクリーンに向かって、「待ってました」の声がかかるのは、東映の「昭和残侠伝」で高倉健の花田秀次郎と、池部良の風間重吉の、肩を並べて男同士の相合傘で、殴りこみに行くシーンしか、それまで知らなかった。
 で、肝心の「シスの復讐」だが、星群ホームページの「とつぜんコラム№50」に感想を書いたから、ここでは割愛するが、ただ、昨日観終わって、映像のすごさに改めて感動した。映像的に優れた映画は他にもあるだろう。ただ、SFの楽しさ面白さを目の前に映像として見せてくれた映画はスターウォーズシリーズが最高ではないだろうか。SFの哲学、思想を映像としてくれたのは「2001年宇宙の旅」だから、この2本の映画は、今のところSF映画の双璧をなすと、小生は思うのだが。
  
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
トラコメどうもでした。 (ひらりん)
2009-01-21 00:36:00
重いんだか、(ライトだけに)軽いんだか?判らないライトセーバーでのチャンバラ・・・
確かに日本的にいうと、殺陣が重要視されてない風にも見えますね。
ジェダイでもその扱いが難しいから??って事なんでしょうかね。
 
 
 
ひらりんさま (雫石鉄也)
2009-01-21 04:28:36
ルーカスは黒澤の弟子と自称しながら何を勉強したのでしょうね。
「椿三十郎」のラスト、三船と仲代の殺陣、あの緊迫感のある殺陣、あのような殺陣をSWでやってくれれば、SWシリーズは完璧なんですが。
 
 
 
Unknown (そのえだ園子)
2009-01-24 21:34:45
先日「2001年宇宙の旅」を無性に観たくなって、ハイ、観ました♪
いきなりあの荘厳なテーマ曲から鳥肌たちました。
2001年はあんな風になるのか、まだ見ぬSFチックな未来に憧れを。それとも世紀末、黒い雨でも降るのか…。いつの間にか2001年は過ぎ去って。さほど進歩はなかったですね。

スターウォーズは順序バラバラに観てしまってるので、1作目からおさらいしないと(ノ><)ノ
スターウォーズ関連のグッズ見ると、ついつい欲しくなります(笑)ダースベイダーのフィギュア、ライトセーバーは持ってますよ♪
 
 
 
園子さん (雫石鉄也)
2009-01-24 22:13:25
そうですね。「2001年」から、もう8年もたったのですね。
あの通りだと、木星に有人飛行してなくっちゃいけないのですが。「2001年」は通り過ぎた「未来」ということですね。
 
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