雫石鉄也の
とつぜんブログ
9月17日(水) 神戸元町高架下商店街
神戸は元町、高架下商店街である。神戸駅と元町駅のJRの線路の下に、このような商店街がある。ご覧のように通路は大変に狭く、すれ違うのに苦労するぐらい。
映画「ブレードランナー」の世界というか、終戦直後の闇市というか、どこか異国の妖しげな市場というか、一種異様な雰囲気のする商店街である。どんな店があるかといえば、それこそひと口ではいえない。すけべなDVD,中古ゲームソフト、中古パソコン、フィギア類、貴金属時計、スポーツシューズ、古本、おかしげな衣類などなど。ゴミとしかいいようのないものから、好事家垂涎の掘り出し物らしき物まで。それこそなんでもかんでも。
ミナト神戸の最もディープな部分がここにある。小生の知人で、いまだに富士通のワープロ専用機オアシスを使っている人がいる。そのオアシスが壊れた。パソコンに買い換えるつもりはなく、今までのフロッピーもある。あちこち探して、やっとこの元町高架下商店街で手に入れたとのこと。ワープロ専用機の専門店まであるわけ。
おもしろいところだから、神戸に来られることがあれば立ち寄られたらいい。慣れないと、確かに恐い所と感じるかもしれないが、なに、噛みつきゃせんので安心して歩いていい。
神戸の観光というと、北野町の異人館、港めぐり、須磨の海岸、有馬の温泉、灘の酒蔵めぐり、南京町の中華街といった、表通りの定番コースもいいが、こういう所をブラブラ歩くのも面白い。
星群の会ホームページ連載の雫石鉄也「SFマガジン思い出帳」が更新されましたので、どうかご覧下さい。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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なんとも不思議空間…。あー、「ブレードランナー」とは、ナイスな表現ですね~
これらの商店て、値段の付け方もアバウトな気がするのですが、どうでしょ??
値段は交渉しだいという感じです。
私がおやぢと喧嘩しようとして、連れの友人にとめられました。
もう20年以上も前のことですが。
頑固なラーメン屋とか壽司屋がマスコミにもてはやされてゐた時代です。
でも、ひょっとすると。汚いけれど、ものすごく美味しいお店がありそうな雰囲気はあります。
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