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古書店「うみねこ堂書林」に行ってきた


 ミステリー愛好家のサークル畸人郷代表で、神戸探偵小説愛好会主宰の野村恒彦さんが古書店を開店した。
 野村さんは稀代の探偵小説読みにして、神戸を愛する神戸っ子でもあり「探偵小説の街・神戸」「神戸70s青春古書街図」の著書もある。また神戸出身の横溝正史の研究家で、横溝生誕の地神戸市中央区東川崎町にある横溝正史生誕地碑建立に尽力された。
 そういう野村さんだから、神戸で古書店を開店されることは、極めて自然なことだと思う。野村さんは心から古書がお好きと見える。いっしょに歩いていても、古書店を目にすれば、必ず中に入る。
 昨日、野村さんのお店「うみねこ堂書林」にお邪魔した。場所は極めて便利なところ。JRや阪神の元町駅からまっすぐ南へ5分ほど歩いたところ。南京町の西側入り口と栄町通りのあいだ。
 棚の本はさすがに探偵小説が多いが、SFもあった。早川の銀背のSFマークも少しあったし「奇想天外」も並べてあった。
 野村さんにSF者は、どんな本を探している人が多いかと、聞かれたが、小生はコレクター趣味はないので、よく知りませんが、サンリオSF文庫などを欲しがっている人が多いのではないですか、と答えた。それから「奇想天外」や「幻想と怪奇」などの話をする。あ、そうそう「定吉セブン」の話も。昔の「定吉セブン」持っていたが、阪神大震災で無くした。再読したいと思っている。野村さんによれば、「定吉セブン」を探しているのは小生で二人目だそうだ。
 短い時間だったが、本好きにとって楽しいひと時を過ごした。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (齊藤想)
2014-05-03 07:17:29
古書店っていいですよね。
奇妙な本を見つけると、思わず買ってしまうことがあります(汗)
いまは大手チェーン店が隆盛ですが、特徴のある小さなお店も頑張って欲しいものです。
 
 
 
斉藤想さん (雫石鉄也)
2014-05-03 08:28:00
そうですね。大手チェーン店の古書店よりも、小さな古本屋の方がおもしろいですね。
「うみねこ堂書林」の野村さんは、公務員を長いこと勤められ、念願かなって古書店をはじめられました。
このご時勢、古書店を開店する心意気がうれしいですね。
 
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