４月１日（火） ハマチの餌やり

　小生は大学は水産学科だった。実習で白浜の臨海実験場にしばらくいた。そこではハマチやタイを養殖していた。それらの魚に餌をやるのは実習生の仕事だった。
　前の晩レポートやら実験やら観察やらで徹夜同然。よく朝、小船に乗って沖のいけすまで餌やりに行くわけだが、眠くてフラフラしている。いけすのヘリに立って餌やりをしていると、近くを船が通る。波が出来てゆれる。フラフラしている所にゆれるから、ぽちゃんと海に落ちる。ハッと目が覚める。いけすのへりによじ登って餌やりを続ける。また眠くなる。海に落ちる。よじ登る。これの繰り返し。だから水産学科では水泳は必須科目。若かったから出来たんだな。