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シーズン2

個数問題には要注意

2014年09月17日 08時24分00秒 | 法律系資格

択一式試験の難易度にかなり大きな影響を及ぼすのが個数形式の問題の数

今年7月に行われた司法書士試験では,午前の択一で5問(昨年は3問),午後の択一で7問(昨年は2問),計12問(昨年は計5問)と,数だけでいいますと,明らかに昨年より増加しました。

言うまでもなく,個数問題が急激に増加した場合,ほぼ間違いなくその年の基準点は下がってきます(現に,今年の司法書士試験の択一の基準点は,午前も午後も昨年より下がりました)。

これから来月の宅建,そして11月の行政書士試験,貸金試験,マンション管理士試験,12月の管理業務主任者試験と流れていくことになりますが,いずれの試験においても個数形式の問題が毎年ほぼ確実に数問出題されています。

ちなみに昨年平成25年度試験では,宅建(5問),行政書士(法令3問,一般知識2問),貸金(5問),マン管(1問),管業(12問)という結果になっています。

やはり管業試験の12問が抜けてますかね(昨年は問1が個数で問50も個数。個数で始まって個数で終わるという感じの試験でした)・・・

昨年度の上記の試験はいずれも,個数問題の数(多さ)が,そのまま全体の難易度につながっているという感じになっていましたね。

来月の宅建については,今年は昨年度とほぼ同じぐらいで,いきなり激変とまでは行かないと思いますけども(来年は問題の傾向そのものが変化しそうな感じがしています)・・・

どの試験でも同じだと思いますが,試験会場で問題を見渡したときに,個数形式の問題が異常に多くなっていたとしても,いたずらに動揺しない(パニックにならない)ように,いまから準備(対策)は必要だと思います。


2 コメント

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どうも! (生ビール)
2014-09-19 15:40:12
どうも!
案外行政書士やマンション管理士のような難関資格試験て個数問題は少ないんですねぇ(マン管は1問程度であることは意外でした)。
僕が宅建受験当時に利用していた講座の講師が言っていたのですが、「簡単な論点だからこそ個数問題や組み合わせなど難しい出題形式にするんだ」と・・。難しい論点ならストレート(単純正誤)に聞いてくるはずだと言っていました
確かに一理あるかもしれませんね^^
行政書士試験やマン管試験は理解力・推論力が試される難易度の高い問題が多いため、わざわざ出題形式をあからさまに難しくしなくてもOKなもかもしれません。
マン管に比べて管業はまだまだ少しの暗記と理解で正解肢を見抜ける問題が多いですよね!
だから個数問題も多くして正解率を下げる必要があったんじゃないんでしょうかね

>生ビールさん (とくさん)
2014-09-19 16:51:37
>生ビールさん

こんにちは

個数形式の問題に関する見解については,生ビールさんのおっしゃるとおりだと思います。

中にはかなり難解な問題が含まれる場合もありますが,個数形式の問題は1肢ずつ冷静に考えていけば,なんとか正解にたどり着ける,というものが多々あると思います。

実際,試験後,解答速報会などでゆっくり(気楽に)考えて見ますと,意外にあっさり正解できたりもしますからね・・・

問題は受験者の心理面ですね。

特に昨年の管業試験の場合,問1が個数,問2も個数で,いきなり出鼻をくじかれるというスタイルになっていました。

ここで動揺せずに強気でいけたかどうかが勝敗のカギを握っていたと思います。

マンション管理士試験の方は,伝統的に個数問題は少なく,単純正誤問題でストレート勝負という感じになっています。

今年もおそらく1問程度だと思いますが(とはいえ油断は禁物です)・・・

行政書士試験は記述式がありますので,そちらの方との兼ね合いもあり,択一式のほうは無難な(安定した)数になっていると思います(ただ,まずないとは思いますが,一般知識で個数問題が増えてしまいますと,かなり厄介になってきます)。

宅建はいよいよ1ヶ月前になりましたね。

最後の主任者試験ですので,正攻法で(攻めて)きそうですけども・・・

どんな感じになるのか注目したいですね。

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