僕は自分の狂気を理解してほしいなどとは思っていません。狂気は理解されないからこそ狂気とされると知っているからです。
僕が理解してほしいのは狂気そのものではなく、それに陥らなければならなかったほど辛かった病者の事情です。
人間は同じ国や同じ集団に属しているからといってみんな同じ程度のストレスを受けているわけではありません。時間の感覚も人それぞれ異なります。ライフイベントは個人的なもので他人が外から観察しているだけでは理解しがたいものがあります。
だから話を聴いてほしいのです。相手になってほしいのです。危険を感じるからといって避けないでほしいのです。それは自己防衛のつもりでしょうが後々かえって問題を作ってしまうと思います。
狂気に陥らないためにはどうしたらよいか、統合失調症者の失敗に学ぶことは多いと思います。
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